印刷 岐阜県は3日、同県各務原市那加新加納町の「ひよし幼稚園」に通う男児(3)が、溶血性尿毒症症候群にかかって死亡したと発表した。腹痛などを訴えて入院した同じクラスの3歳と4歳の女児から腸管出血性大腸菌O(オー)157が検出されたことから、男児もO157に感染した可能性が高いという。今のところ原因は、感染症か食中毒か不明。同幼稚園は4日から当分、休園する。 県によると、男児は9月29日、腹痛や下痢を訴えて同市内の医療機関を受診。翌30日、血便の症状も出たため岐阜市内の病院に入院した。10月2日に溶血性尿毒症症候群を発症し、3日午後、容体が急変して亡くなった。 男児と入院した女児以外にも同じクラスで3人の児童が腹痛を訴えているという。県は4日以降、このクラスの園児全員の検便をして、健康調査と原因究明を急ぐ。 関連リンク〈時事通信〉O157で3歳死亡=三重県(6/19)