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本の虫: C++0xの新しい乱数ライブラリ、random
注意:最新ドラフトのN3000のrandomの規定は、コンセプトが却下される前の文面であり、今後、変更がある... 注意:最新ドラフトのN3000のrandomの規定は、コンセプトが却下される前の文面であり、今後、変更があると思われる。 C++は標準ライブラリが貧弱であるとは、よく言われることだ。ことに、乱数に関しては、貧弱の極みである。ご存じのように、C++は、Cから標準ライブラリを引き継いでいる。rand()だ。これは、0からRAND_MAXまでの値を返すと規定されている。RAND_MAXは実装によって異なるが、ほとんどの処理系では、32767である。現代の乱数需要を満たすには、あまりにも小さすぎる。 この状況を打破すべく、C++0xには新しい乱数のライブラリが盛り込まれた。randomである。これはBoostの実装を元にしているのだが、Boostとは少し違っている。今回はそのrandomを、浅く触りだけ紹介しようと思う。というのも、ライブラリの細かなメンバ関数の一つ一つまで説明するのは、甚だ冗長で
2012/05/03 リンク