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【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】幕間 あやかし文化財レポート・その6 | すずしろブログ
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【紀伊 零神宮のあやかし文化財レポート】幕間 あやかし文化財レポート・その6 | すずしろブログ
湯船に身を沈めると、ゆるゆると身体が溶け出していくかのようだ。 思わずうめき声をもらしそうになるけ... 湯船に身を沈めると、ゆるゆると身体が溶け出していくかのようだ。 思わずうめき声をもらしそうになるけど、隣のユラさんは傷の痛みに耐えつつ湯に身を浸している。 ここは田辺市の“龍神村”。 海辺の田辺市街と高野山の中間くらい、大和との境に沿った山中の村だ。 その名の通り龍の神を祀る祠や神社があり、かつて大陰陽師・安倍晴明が訪れた伝説も残されている。 その痕跡は晴明神社や、彼があやかしを封じたという猫又の滝などが伝えている。 わたしたちがいま浸かっているのは、龍神温泉のひとつだ。 ここは温泉地としても名高く、とりわけ日本三大美人の湯のひとつに数えられている。 ゴウラと激しい格闘戦を繰り広げ近露の再地鎮を行ったユラさんに、古道守の玉置さんがこの温泉宿を手配してくれたのだ。 この地ならではの霊気がこもった温水は心身と霊力の回復に効果があり、かつてのあやかし狩り達も湯治に訪れたのだという。 「ユラさん、