ソフトウェアなどを使いこなすために、ストレスを感じながらもしぶしぶ覚えなければならないようなノウハウ、「バッドノウハウ」がテーマの本連載、第3回の今回は極めてBKフル(バッドノウハウが多い)言語であるC++を取り上げたいと思います。 C++再考 いまどきのWebアプリケーションはPerlやRubyなどのLightweight Languageで作られているものが多く、C++の出番は非常に少ないように見えます。ところが、知人などに話を聞いてみると、基本的にPerlで作られているサービスでも、性能に効いてくる要所要所にC++が使われているという話をよく耳にします。 C言語ではなくC++を使うのは、オブジェクト指向言語ということもありますが、標準ライブラリに含まれる便利なコンテナ(string、vector、mapなど)を使いたいという理由も大きいようです。たしかに、一度これらのコンテナを使っ
