齋藤元彦再選「SNSで若者がデマに騙された」は本当か? 新聞・ワイドショーが報じない「井戸県政の宿痾」という大問題 誰もが「腹落ち」を求めている 県外からも大きな注目を集めた兵庫県知事選挙で、前職の齋藤元彦氏が再選した。 多くの方がご存じのとおり、知事選がスタートした当初は、対立候補の稲村和美氏が大きくリードしているとささやかれていた。私の周囲のマスコミ関係者や政界関係者などのあいだでも、その時期に「齋藤氏が勝つ」と予想していた人は皆無だった。主要なメディアも各社そろって「稲村氏優勢」の予測を出していた。 しかし結果はご覧のとおりだ。齋藤氏が下馬評を覆す「大まくり」を成し遂げ、稲村氏に10万票以上の差をつけての勝利となった。 SNS上やテレビ・新聞では、日本の地方政治史上まれにみる「全会一致の不信任(失職)からの奇跡的な大逆転劇」について、いまもなお議論が続いている。その中で、主流となって