画面●Adobe Flash Playerの現時点での最新版は「バージョン19.0.0.207」だが、致命的な脆弱性が残っている 情報処理推進機構(IPA)は2015年10月15日、米アドビシステムズの「Adobe Flash Player」に、セキュリティ脆弱性があるとする緊急の注意喚起情報を出した。細工されたWebサイトのFlashコンテンツを閲覧すると、外部から遠隔操作される可能性がある。アドビはこの脆弱性の深刻度を4段階中最悪の「致命的(Critical)」としている。 10月13日にリリースされた修正プログラムを適用しても、この脆弱性(CVE-2015-7645)は解消されない(画面)。IPAは、標的型攻撃のリスクが懸念される組織においては、修正プログラムが公開されるまで一時的にAdobe Flash Playerのアンインストールや無効化などの緩和策を実施するように呼び掛けた。