動物園の人気者は、その体のサイズだけでなく、頭の中身も相当に注目すべきだということが最近の科学者の研究から判明した。 今回実施された3頭のアメリカ黒クマを使った実験では、タッチスクリーンを使ったコンピュータを用い、2つのドットの配列から少ないもの、または多いものを選ぶというもの。難易度を上げるためにドット間のスペースを開けたり、ドットを動かす実験も行われた。 その結果、2頭は数が少ないドットを見分けることができ、残る1頭はより数が多いドットを見分け、かつ動いているドットにもよい反応を示した。 このような実験はかつて猿に試みたことがあるが、猿ほど社会性を持たないとされる熊が高い知性を持つことが判り、今後はサーカスで自転車に乗るだけではない、その才能の使い道が注目される。