緊急事態宣言が出されてから12日で5週間、延長の決定から1週間余りになります。感染状況を示す指標の1つで、1人の感染者から何人に感染が広がるかを示す「実効再生産数」をNHKが簡易な手法で計算したところ、緊急事態宣言が延長された10都府県ではいずれも収束の方向に向かっていますが、一部で感染が減少するスピードが鈍る傾向が見られます。専門家は「今後、気持ちの緩みによって、再び感染が拡大に転じないか十分注意する必要がある」と指摘しています。 NHKは、疫学の専門家で国立感染症研究所の鈴木基 感染症疫学センター長の監修を受け、緊急事態宣言が延長された10都府県について、11日までのデータに基づいて、簡易な手法で実効再生産数を計算しました。 実効再生産数は、1人の感染者から何人に感染が広がるかを示し、「1」を上回ると感染が拡大に向かう一方、「1」を下回ると収束に向かうとされています。 より正確に出すに