【ワシントン=川合智之】宇宙ベンチャーの米スペースXは21日夜、ケープ・カナベラル空軍基地(米フロリダ州)からロケット「ファルコン9」で通信衛星を打ち上げ、1段目の機体を再び着陸させることに成功した。実際の衛星打ち上げ時の着陸は初めて。回収した1段目を再利用すれば「将来の打ち上げ費用が100分の1になる」(イーロン・マスク最高経営責任者)とみている。ロケットは打ち上げから2分半後、約100キロ
【ワシントン=川合智之】宇宙ベンチャーの米スペースXは21日夜、ケープ・カナベラル空軍基地(米フロリダ州)からロケット「ファルコン9」で通信衛星を打ち上げ、1段目の機体を再び着陸させることに成功した。実際の衛星打ち上げ時の着陸は初めて。回収した1段目を再利用すれば「将来の打ち上げ費用が100分の1になる」(イーロン・マスク最高経営責任者)とみている。ロケットは打ち上げから2分半後、約100キロ
スペースXが公開した、「ファルコン9」の垂直着陸の第1段階を捉えた画像。米フロリダ州ケープカナベラルで(2015年12月21日撮影)。(c)AFP/SPACEX 【12月22日 AFP】米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)は21日、米フロリダ(Florida)州ケープカナベラル(Cape Canaveral)で「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットを直立状態で無事に着陸させることに成功し、再利用ロケットの製造に向けて歴史的な一歩を踏み出した。 同社ウェブキャストで「ファルコン9」1段目の着陸映像が映し出され、「ファルコンが着陸した」との実況が流れると、カリフォルニア(California)州ホーソーン(Hawthorne)にあるスペースX本社に集まっていた人々からは歓声がわき上がった。 「ファルコン9」は約半年前に国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給ミッションで打ち上げられ
アメリカの宇宙開発のベンチャー企業「スペースX」が、現在は使い捨てとなっているロケットの再利用を目指して、衛星を載せて打ち上げたあとに、上空で切り離したロケットを地上に着陸させることに初めて成功させ、注目を集めています。 スペースXは21日、アメリカ南部フロリダ州にある空軍基地から11個の衛星を載せたロケット「ファルコン9」を打ち上げた際、ロケットの着陸実験を行いました。映像では、ロケットは、上空で切り離されたあと、打ち上げから10分後オレンジ色のせん光に包まれながら、地上に設けられた着陸地点のほぼ中央に近づき、倒れることなく着陸に成功しました。スペースXは、ことし1月と4月に海上の船に着陸させる実験を行いましたが、いずれも失敗していて、着陸が確認されると、関係者から大きな歓声が上がっていました。 ロケットを地上に着陸させる実験は、別のアメリカの企業が先月、成功させていますが、実際に衛星を
5か月近くに及ぶ宇宙での長期滞在を終え、今月11日に地球に帰還した宇宙飛行士の油井亀美也さんは帰還後、初めて記者会見し、今回の任務を振り返って「よい結果を残せたと思います。リハビリも順調で、あす宇宙に行ってもいいくらい元気です」と笑顔で語りました。 この中で油井さんは、5か月近くに及んだ宇宙での長期滞在を振り返り、「ベテランに負けない仕事をしようと思っていましたが、よい結果を残せたと思います。国際宇宙ステーションで日本がチームの一員として認められていることを実感できました」と述べました。 また、NASA=アメリカ航空宇宙局の施設で行われている、重力に適応するためのリハビリについては、「帰還後、1日目から普通に生活できるようになり、1週間余りがたった今は、あす宇宙に行ってもいいくらい元気です」と笑顔を見せました。 さらに油井さんは、来年以降、長期滞在が予定されている同期の宇宙飛行士の大西卓哉
茨城県ひたちなか市磯崎町にある国立研究開発法人・情報通信研究機構(NICT、東京都小金井市)の平磯太陽観測施設が、100年の歴史に幕を閉じることになった。 巨大なパラボラアンテナは地域のシンボルとして親しまれ、ひたちなか海浜鉄道平磯駅の駅名標にも描かれている。18日には、最後の見学者が訪れ、施設の閉鎖を惜しんだ。 施設は1915年、逓信省電気試験所平磯分室として開設。無線通信の研究施設で、1917年には、現在の携帯電話の原点になっている「同時送受話無線電話」に世界で初めて成功した。 その後、太陽の紫外線などが電波を反射させたり、吸収したりして無線通信に役立つ「電離層」を変動させていることがわかり、地上で安定した無線通信を行うため、太陽の活動を観測する研究を開始した。4種類のアンテナで太陽からの電波を観測し、「宇宙天気予報」として提供することで、無線通信障害や全地球測位システム(GPS)の精
米スペースX社の「ファルコン9」ロケット、衛星打ち上げと第1段機体の着陸に成功 2015/12/22 宇宙開発 米国のスペースX社は2015年12月22日10時29分(日本時間)、通信衛星「OG2」を搭載した「ファルコン9」ロケットを、フロリダ州ケイプ・カナヴェラル空軍ステーションから打ち上げた。 ロケットは順調に飛行し、離昇から約15分後から20分後までに、搭載していた11機のOG2衛星をすべて分離し、打ち上げは成功した。また14時30分までに、米軍もOG2が予定通りの軌道に衛星が乗っていることを確認している。 OG2は米国オーブコム社が運用する通信衛星で、地球低軌道に複数の衛星を配備し、通信インフラが整っていない地域に向けた通信サービスを展開している。 今回の打ち上げではまた、ロケットの第1段機体をケープ・カナヴェラル空軍ステーションに着陸させる試験にも挑戦。ロケットは無事に着陸に成功
国際宇宙ステーション(ISS)から帰還後、現在、米国テキサス州ヒューストンに滞在している油井宇宙飛行士が、日本時間12月21日午後10時から、テレビ会議を使用した記者会見をJAXAヒューストン駐在員事務所で行いました。 現在、油井宇宙飛行士はNASAジョンソン宇宙センター(JSC)で医学検査やリハビリテーションを行っています。 会見の模様は、JAXA東京事務所に中継され、大勢の記者が詰めかける中モニター越しに元気な姿を見せました。 油井宇宙飛行士は会見の始めに、「元気な姿をみていただき、お話しする機会があり感謝します。初めてのフライトだったが、新しい飛行士という甘えはなくベテランにも負けない仕事をしようと決意して臨みました。地上と協力して、クルー同士で協力していい結果が残せたと思っています。結果をご紹介していきたいし大西・金井宇宙飛行士も続くので自分をスタンダードとして頑張ってほしいですし
平成27年12月22日、日米両国政府が国際宇宙ステーション(ISS)に係る新たな日米協力の枠組みについて合意し、2024年までの我が国のISS運用延長への参加が決定されました。 JAXAとしては、「きぼう」日本実験棟及び宇宙ステーション補給機「こうのとり」の運用・利用を通じて、今回の運用延長に相応しい成果を責任をもって創出していく決意を新たにするところであります。 今回、日米で合意した新たな枠組みである「日米オープン・プラットフォーム・パートナーシップ・プログラム(JP-US OP3)」は、今後の宇宙開発において、日米の協力関係を新たな段階に先導する役割を果たすものです。 JAXAとしては、この枠組みを最大限に生かし効果的・効率的に「きぼう」や「こうのとり」の新たな活用を推進し、我が国の宇宙政策を具現化していきます。 引き続き、ISS計画への国民の皆様のご理解を賜りますよう、お願い申し上げ
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