子どもに奇抜な名前を与えるのは、果たして虐待に値するか? この難しい問題に今、全米が揺れています。 先日ニュージャージーの地方裁判所が、ある夫婦から3人の子どもに対する親権を取り上げる処分を下し、その子供たちを保護しました。しかし、その理由というのが心身的または性的な虐待、はたまた子育て放棄のネグレクトといったものではなく、夫婦が子どもたちに与えた名前が問題だったのです。 ことの起こりは昨年12月。同州はホーランド・タウンシップという地区のスーパーマーケットで、ヒース・キャンベルさんという男性と彼の妻が、バースデー用のケーキを注文しようとした時のことでした。3歳の息子のためだと説明する夫婦が、店員にメッセージを入れるようにリクエストしたまでは良いのですが、それが 「ハッピー・バースデー アドルフ・ヒトラー」 だったというからお店側はビックリ。ナチスに対する反感は、日本とは比べ物にならないほ