北アルプス白馬(しろうま)岳(2932メートル)近くで北九州市の医師らの6人パーティー全員が死亡した遭難死事故で、パーティーが遭難した4日は低気圧の通過後から悪天をもたらす寒気の接近まで一時的に青空がのぞく「疑似好天」だったとみられることが7日、同じ山域にいた登山者の証言や山岳気象の専門家の分析で分かった。山岳気象専門の気象予報士らは、一時的に穏やかな天候になったことからパーティーが不十分な装備で出発した判断につながった可能性もあるとし、北アの気象について十分な知識を持つ重要性を指摘する。 一行は3日、2泊3日の予定で北安曇郡小谷村の栂池高原から入山。4日早朝に同高原の山小屋を出発、同日夜に泊まる予定だった白馬岳の山小屋に到着せず、5日午前、白馬岳北方の尾根上に全員が倒れているのが発見された。大町署などによると、死因はいずれも低体温症。 3~4日の気象状態について山岳気象専門の予報会社
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