ソーシャルゲームの開発中に退職した従業員らが,会社から開発頓挫の責任を追及された事例。 事案の概要 Xは,ソーシャルゲーム(本件ゲーム)の開発を目的として設立された会社である。Yらは,Xの設立前から,Xのグループ会社の依頼を受け,本件ゲームの開発に関わり,Xが設立された後には,Xの従業員となって,本件ゲームの開発に従事した。 本件ゲームのリリースは,当初定められていた時期には間に合わず,延期された。 その後,Yらが,いずれも本件ゲームのリリース前に退職したところ,Xは,Yらが開発設計仕様書も作成せず,突然の退職によって本件ゲームの開発が頓挫して損害を被ったとして,主位的に不法行為に基づく損害賠償として,予備的に労働契約上の債務不履行に基づく損害賠償として,5400万円の賠償を求めた。 ここで取り上げる争点 Yらは,信義則上,あるいは労働契約上の義務として,開発設計仕様書を作成する義務があっ
今回はユーザーの皆様にご報告する事柄があります。 TOPにもありますが、弊社からリリース(リンク先)を出させていただきました。 メディアスケープ社からも同様のリリースを発信されています。 今回のグレフ通信では、上記の件について少し噛み砕いて説明させていただきます。 リリース本文の”経緯”に記載されている通り、昨年末にPSVitaのテーマとして配信開始した「幻想の輪舞」という同人ゲームについて、その発売元であるメディアスケープ社に警告文の前段階である通告という形で、弊社の権利を侵害していますよ、という連絡をさせていただきました。 正直な話を申し上げますと、数年前同人ソフトとしてPCで同タイトルが発売されている、という情報は既に把握しておりました。 ここで少し話は逸れますが、弊社の同人ソフトなどにおける著作権対応スタンスですが、 「法人として商売しているのでなく、個人でファン活動としてやってい
国内メーカーがSteamで日本語版を販売しない理由を、日本ファルコムの公式Twitterが答えて話題に 2015/1/12 17:33 Steamにて日本版を発売しない理由を日本ファルコムが解説 近年、多くの日本のゲーム会社がPC市場に進出し、海外向けにローカライズされた作品が多く販売されるようになってきている。 しかし一方で、日本向けにPC版が発売されないなど、海外向けローカライズの際にオリジナルの日本語音声が削除されるケースが多く、日本のPCユーザーやオリジナルの雰囲気のままプレイしたい海外ユーザーなどが不満を抱えていることも少なくない。 「なぜ日本のメーカーは海外向けにPC版を発売する際に日本語版も同時に出さないのか」 その質問にイースシリーズ、英雄伝説シリーズなどで有名な日本のゲーム会社「日本ファルコム」の公式Twitterが答えた。 残念ながら単純に売れないからです。多分
ファン驚愕の急展開、その真意とは!?本日(2014年12月26日)に突如発表された、iPhone、Android版『拡散性ミリオンアーサー』(以下、『拡散性』)サービス終了の一報。 スマートフォンのゲームアプリを代表する人気作である『拡散性』。一時期はセールスランキングの上位に居続け、ここ数カ月は順位を落としていたものの、なぜこんなにも急な配信終了発表となったのか。 本作のキーマンであるスクウェア・エニックスの安藤武博氏、岩野弘明氏のふたりに直撃した。 ――まず、『拡散性』が終了することになった率直な理由を教えて下さい。 岩野弘明氏(以下、岩野) いまだからお伝えすると、もともと『拡散性』を配信する前後で、とあるどうしようもない事情からコアスタッフが抜けたんです。その状態で運営を続けていき、ありがたいことにヒットはしていたのですが、それ以降に新しい展開や盛り上げ施策を行おうとしても、うまく
グリーとDeNAを中心に設立された「一般社団法人ソーシャルゲーム協会(JASGA)」という業界団体が解散に向かっている。その前兆か。3月31日、理事を出していた主要6社の1社、LINEが同協会をひっそりと脱退していた。LINEの森川亮社長は協会理事を辞任している。 4月1日付けの協会のリリースに「LINEが退会」とあるが、ウェブを検索してみても誰も話題にしていない(メディアも報じていない)。だが筆者は、ソーシャルゲーム業界の行く末を占う象徴的な出来事と捉え、退会理由についてLINEに問い合わせた。すると、こんな返答が返ってきた。 「ソーシャルゲームをメインとするプラットフォーム事業者と、スマートフォン(スマホ)でのコミュニケーションをメインとするLINEではビジネスモデルが異なることから、さまざまな協会施策について、共同歩調を取れない事もあり、LINEとしては、独自の安心安全なインターネッ
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