もう先月のことになるが、東芝が新しいHD DVDレコーダー「VARDIA RD-A600/300」を発表した。もう店頭にも並んでいるはずなので、現物をご覧になった方も多いことだろう。 この発表会の時に、東芝デジタルメディアネットワーク社の藤井美英社長がプレーヤーのシェアを聞かれ、ヨーロッパでは「勝ったとは言わないが圧勝」とおっしゃったが、これがずーっと気になっていた。「勝った」と「圧勝」の間にどんなレベル差があるのか考えてみたのだが、いまだによくわからない。 米国やヨーロッパの事情は、日本にいてはなかなかわからない。それらは数字としてもたらされるだけで、実際に見たり聞いたりした感触というか、手応えがないのだ。そもそも米国でHD DVDがシェアを伸ばしたのは、プレーヤー本体に5本もタイトルをバンドルしたからだという説もあるし、先日スペインのサラゴサという街に行ったが、デパートや量販店を覗いて
PC Watch黎明期にインプレスと初めて仕事をしたのが'99年の4月だから、かれこれ8年ほどWatchに記事を書いてきたことになる。その間、多数のWatchが立ち上がってきたのと同様、筆者も様々な分野の取材をする機会に恵まれた。 元々、音楽や映像、それにその品質に関して強い興味があったこともあって、今ではAVの分野で多くの記事執筆や評価を行なうようになったが、それはコンピュータによるデータ処理やネットワークの技術と、デジタルAVの技術がクロスオーバーしてきたことも一因だ。 現在の映像技術に情報の圧縮や伸張といった演算処理は必須であり、DLNAをはじめとするネットワークの技術も視点としては外せない。もちろん、デジタル音楽に関しては言うまでもない。 しかし、一方でPCで行なう演算性能などと、デジタルAVにおけるデジタル信号処理、あるいは最終製品としてのデジタル家電の品質評価が、どこかご
BD-ROMの規格策定が終わり、標準化のフェーズから各社が製品化による実ビジネスへとフェーズを移したBlu-ray Disc陣営。今後はHD DVD対BDという構図ではなく、Blu-ray Disc Association(以下、BDA)内の競争も激しくなってくる。BDドライブ搭載製品の見通しについて、ソニー シニアバイスプレジデントの西谷清氏、ビデオ事業本部の島津彰氏、ビデオ事業本部BD企画部統括部長の河内幸紀氏の3人に話をうかがった。 ――昨年12月のBDAでBD-ROM規格の最終版について検討される予定になっていましたが、その結果はどのようなものだったのでしょう。 「BD-ROMの規格化はすでに完了し、各社でレビューを行っているところです。今週はInternational CESがありましたが、来週にはレビューも終了し、数日中にはライセンスが開始されます。ただしAACSに関しては最終
Last Modified: 2006年06月24日12時01分 DVDビデオの私的コピーは違法か? 〜 CSSは「技術的保護手段」なのか? 解読してのコピーはその「回避」なのか? By 松本直樹 (御連絡はメールでホームページの末尾にあるアドレスまで。私の掲示板への書き込みでも良いです。) ウェブページ掲載: 2004年9月6日 市販のDVDビデオ(DVD-Video)のCSS( Content Scrambling System, CSS )によるプロテクトを復号した形でコピーすることは、たとえ私的使用目的であっても著作権法違反となる、という解説が流布しています。そういうコピーをどうやって実現するのかを説明した雑誌記事は多数ありますが、その殆ど全部がそう言っています。自分で説明している方法を実行すると違法だ、と言っているのです。奇妙な話です。本当でしょうか?
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