10月8日に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』の「関ジャム音楽史~ヴィジュアル系編~」は、かなり秀逸な特集だった。ヴィジュアル系への批評眼をエンターテインメントに昇華したゴールデンボンバーの鬼龍院翔と、ヴィジュアル系に軸足を置いているだけではなくタレントとしての話術に長けたBREAKERZのDAIGO、そして音楽的にひもとく役割としてシドのマオとShinjiというゲストの人選も絶妙。さらに、ヴィジュアル系を「80年代=創成期」、「90年代=黄金期(前半・後半)」、「00年代=ネオヴィジュアル期」、「10年代=戦国期」と位置付けた分類もわかりやすかった。 番組は「ヴィジュアル系の元祖」としてX JAPANやBUCK-TICKを紹介するところからはじまったのだが、「いやいや、遡ればDEAD ENDもいるでしょ」とか「東のX、西のCOLORって言われてたでしょ」という突っ込みにも応えるように