私は本を読むことが大好きだから「本を読むことはとてもいいことなんですよ」みたいな読書推進本を読むと、自分が肯定されているような気がして好きだ。むしろ肯定されたいが為に積極的に読んでいる気がする。 なぜ本を読むといいのか。著者の藤原さんは自分なりの幸福を見つける為だと答える。20世紀の成長社会、みんな一緒のパターン化した幸福を追求する時代は終わり、21世紀は成熟社会、自分自身で自分なりの幸福を追求する時代に変わった。自分なりの幸福とは何なのか。どうやって追求すればいいのか。それは、学校の先生も親も分からないし教えてくれない。自分なりの幸福は自分で追求するしかない。その為には読書をして著者の体験を通して自分で考えていくしかないのだ。 自分なりの幸福を見つける為に読書をする。それがこの本が一番伝えたいことだと思う。ただ、他にも藤原さんはなぜ読書はいいのかの様々な理由づけをしていて、読んでで面白か