1970年代に「同棲時代」「しなの川」など叙情的な漫画で一世を風靡した上村一夫の作品復刻に関する情報をお知らせします。 梅の花ほころぶ頃、ようやく東京での原画展示のお知らせの運びとなりました。 3月19日から神楽坂artdishにて、「花の輪廻」と題した展示です。 まんだらけ出版から「悪の華」が復刻され、上村一夫と岡崎英生コンビの エロスの世界が再評価されるなか、その美しい生原稿をご披露したいという思いが 強くなり、この度artdishさんのご協力のもと、実現することになりました。 思えば昨年秋のこと、美しく印刷し直していただいた 「悪の華」を何度も読み直して いたところに、artdishの美人オーナーからメイル。 「女の情念の行き着く先は、生命が誕生したり、絶えたりする、春になりきらない まだ寒いけどもう少しで春の訪れをと待ちわびる、その女の恋がどう立ち行くかの 揺れ動く、そんな狭間が、