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不思議に関するhizkiのブックマーク (2)

  • 『ザ・万歩計』万城目学

    風が吹けば小説を書く 万城目さんが小説を書くきっかけとなったお話。高校時代「風が吹けば桶屋が儲かる」のような話をかけ、という課題を出された万城目。 「不倫の末に相手を殺して埋めた後、咲いた花を売って大儲けした」という突拍子もない物語をでっちあげました。 しかし、なぜだかそれが先生に褒められ、それが小説をかくきっかけとなったのだとか。 人間、何が影響するかわからないものですね。 非日常な作家の日常 万城目さんの日常には、なぜだか不思議な出来事が起こります。 幼少期の万城目少年が万博公園の茂みで不思議な鳥と遭遇する話「藪の中」。 真黄色のダチョウのような二足歩行の鳥とオレンジ色の鳥に遭遇した万城目少年。着ぐるみかと思ったら、茂みからニワトリのような三足が見えていたのだとか。 ご両親や妹さんも目撃した不可思議な事件。けれど全員、鳥の記憶があいまいで現在もその正体はわからないまま。まさに「藪の中

    『ザ・万歩計』万城目学
  • 廃墟建築士 三崎亜記

    「廃墟建築士」は文字通り廃墟を設計する建築士のこと。ここでは廃墟は純粋な建築物として必要とされているのです。 この世界では、「廃墟」美術館や博物館、公園のような位置づけなんですね。各国で設置が義務付けられ、廃墟の数やクオリティでその国の文化レベルも決まります。 そんな廃墟に見せられ、廃墟を作り続けたある廃墟建築士の物語。 廃墟建築士の中には、廃墟を悪用したり、住民の反対を押し切って巨大廃墟を建設したりしていて、現実の建設業界にありそうな問題でした。 モチーフは虚構だけれど、現実味を帯びてこの世界が近くに感じられました。 が飛ぶ図書館 その他、図書館を生物として定義した「図書館」。その図書館では、夜になると野生化して飛び回るため、たちを納める調教師がいるのです。彼女が夜間開放のために図書館を懐柔していく物語です。 調教師が暴れる図書館を抑えるために出す天敵の姿は、ハリー・ポッターのパトロ

    廃墟建築士 三崎亜記
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