文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰出版社/メーカー: 草思社発売日: 2012/02/02メディア: 文庫購入: 27人 クリック: 421回この商品を含むブログ (188件) を見る 文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰出版社/メーカー: 草思社発売日: 2012/02/02メディア: 文庫購入: 24人 クリック: 73回この商品を含むブログ (106件) を見る 内容紹介 なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。識者が選ぶ朝日新聞“ゼロ年代の50冊”(2000年から2009年の10年間に出版された本)堂々の第1位に
ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章 ジャレド・ダイアモンド著、山形浩生訳 目次 日本人とは何者だろう? 2003年版エピローグ 訳者コメント 概要 日本人の起原については、議論がわかれる。遺伝的な証拠と言語学的な証拠が一致しないのが大きな難点だし、また縄文の狩猟採集社会がちょっと特殊で、やたらに長く続いたことも理由。だが、その展開もおそらく『銃、病原菌、鉄』の環境要因重視でかなり説明ができそうだ。日本人の特殊性は、日本があまりに地理・気候的に恵まれすぎていたこと。定住した狩猟採集社会でかなりの豊かさを実現できてしまい、初期のヘナチョコ農業などとても太刀打ちできなかった。それが BC400 あたり、中国や朝鮮半島で農業が本格的な優位性を獲得した時点で、朝鮮半島から人が稲作などの技術とともに渡来した。その人々やその子孫が縄文人(後のアイヌ)を駆逐して弥生文化をつくり、古墳文化へと
好きな本を持ち寄って、まったりアツく語り合うスゴ本オフ。今回のテーマは「新潮文庫」。ジャンル不問・冊数未定でありながら、やってみるとむつかしい。 なぜと問うなら、自分の書棚と脳裏を浚ってみるといい。文芸、海外、歴史、冒険、SF、純文、対談、ミステリー、ファンタジー、ドキュメンタリー、エッセイ、記憶から積山から、懐かしの一冊から流行りの新刊まで、いくらでも出てくるから。ありすぎて選べないのだ。 それでもムリヤリ選んだのが、「この新潮文庫がスゴい!(徹夜小説編)」。これは「新潮文庫」+「寝食忘れる徹夜本」という組み合わせで厳選したもの。そして、人力検索はてなで質問したのが、「『この新潮文庫がスゴい!』という、あなたのオススメを教えてください」になる。わたしの偏見「理系のはてな」を跳ね返す文理入り乱れの怒涛のラインナップが揃った。 そして、実際にみんなで語り合ったのがスゴ本オフ。新潮文庫の良さ(
「被災地だから」というのなら、特にコレというのは無い。中高生に「コレいいよ」というつもりで選ぶ。宮崎駿の、非常にメッセージ性の強い一冊だ。 本に関わる人たちの飲み会に混ぜてもらった。これは、文字通り「混ぜてもらった」になる。編集者、起業家、書店員から、デザイナー、ライター、エージェントといったそうそうたる面子の中、「ブロガー」という肩書きでご一緒させてもらう。濃くて熱くてエキサイティングで、旨くて上手くて美味い宴だった。タイトルの「被災地の子どもにオススメする一冊を選ぶなら」は、そこでのお題。 いわゆる定番ばかりと思いきや、全く知らないスゴ本にも出会えたのが収穫。 最も惹かれたのが「1歳から100歳の夢」。1歳から100歳に渡る、100人の夢を集めた写真集だ。右手がポートレイト、左手がメッセージ、つぶやき、決意表明、日常描写になっており、ひとまず自分の年齢の人を確認したくなる。次いでわが子
勝田政治『廃藩置県 「明治国家」が生まれた日』を読了。電子教材の教材研究のために読んでみた。言葉としてはよく知っている「廃藩置県」ですが、ものすごいのね…。廃藩置県を断行したのは大久保利通。廃藩置県を決意した時には、こんなふうに日記に書き残したらしい。 篤と熟考今日のままにして瓦解せんよりは寧ろ大英断に出て瓦解いたしたらん 国家としての悲壮さがあるなあ、と。廃藩置県をメインテーマにしてあるだけあって、いろいろなエピソードも盛り込まれていておもしろい。藩を県にして、送り込まれた県参事には、基本的には同県出身者を置かないようにしていたけど、大久保は自身の出身県・鹿児島藩には同県出身者を置いていた*1。島津の殿様に気を使って、ね。でも、山口県は長州藩出身者じゃなくて、旧幕臣を置いたのだそうな。なんだか陰謀大好きで陰湿なイメージのある長州ですが*2、こういうところでの奇妙な潔さとか好きだなあ。 維
「マイベスト新潮文庫」を探すべく、書棚と脳裏を漁るのだが……出るわ出るわ、記憶からも積山からも怒濤のごとく、文芸、海外、歴史、冒険、ミステリ、ファンタジー、ドキュメンタリー、エッセイ……ありすぎて選べない。 だから、も一つ「しばり」を設ける。それは「徹夜小説」であること。ひたすら面白く、寝食を忘れて読みふけった鉄板を挙げる。くれぐれも、明日がお休みの夜を見計らって手にしてほしい。 ■「シャンタラム」 グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ 未読なら、おめでとう。「これより面白いのがあったら教えてくれ」という傑作だから。憑かれたように読みふけり、時を忘れる夢中本だ。(わたしは4回乗り過ごし、2度食事を忘れ、1晩完徹した)。巻措く能わぬ程度じゃなく、手に張り付いて離れない。とにかく先が気になって気になって仕方がない。前知識は邪魔、完全に身を任せて、物語にダイブせよ。 とはいうものの、蛇足気味に補足
ブータン、これでいいのだ 作者: 御手洗瑞子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/02メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (19件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) クリーニングに出したセーターの袖は千切れているし、給湯器が壊れてお湯が噴出するし、仕事は思ったようにまったく運ばない。でも、問題山積みだけど、これでいいんだよね。現地で公務員として働いた著者が語る、「幸福」の国の秘密。特別企画・夜這いインタビュー収録。王室の写真など、カラー写真満載。 中国とインドという2つの大国に挟まれた、ヒマラヤにある小国・ブータン。 人口は2009年の時点で68万人と、島根県全体、あるいは東京23区の練馬区や大田区と同じくらいなのだそうです。 このブータン、2011年11月に国王夫妻が来日され、福島県相馬市の小学校を訪問したのは記憶に新しいところで
政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること 角川SSC新書 作者: 堤未果出版社/メーカー: 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/02/10メディア: 新書購入: 8人 クリック: 113回この商品を含むブログ (37件) を見る 内容紹介 3・11以降、原発事故・放射能問題からTPPまで、政府や東電、大手マスコミの報道は隠ぺいされたり、偏った見方が蔓延るなど、国民に真実が知らされない中で、洪水のように情報が発信されている。 アメリカでは9・11の同時多発テロ以降、大惨事につけ込んで実施される過激な市場原理主義「ショック・ドクトリン」によって貧困格差が拡大し続けている。 何が本当なのかが信じられなくなった今、どうすれば私たちは真実を手にできるのか。 著者は日本国内の状況を追いながら、並行して貧困大国化するアメリカに何度も足を運び取材し
わたしは「編集者」だということに気づかされた一冊。 そして、より良い「編集者」を目指すことは、わたしの人生をより良い作品にしていくことなんだというメッセージが届いた「あなたの人生があなたの最高の編集物なのです」。職業としての編集者(エディター、デザイナー、プランナー)に限らず、「人生を編集したい」、そんな方にオススメ。 著者は菅付雅信、第一線で活躍する編集者だ。出版からウェブ、広告、展覧会までを手がけ、「編集」というより「企画」「デザイン」「コンサルティング」に近いクロスオーバーな役割をこなす(その仕事っぷり)。 そんな一流人が、編集の原則/本質を惜しみなく開陳する。ブログを書いて、ときどきイベントを企画するわたしにとって、ありがたいエッセンスで満ち溢れている。書く対象やプランを検証する優れた手助けとなった。 たとえば、「編集とは、『だれかに、なにかを、魅力的に伝える』という目的を持った行
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