本屋で見かけて1巻だけ買ったんですが、面白くて翌日続きを買いに走りました。 ネット小説ということで、そちらもちらっと読みましたが時そばは結構内容が変わっていて、文庫版の方が私は好きでした。 異世界転移系の小説のなかでは、主人公が落語家という異色ですが、それが面白い。 落語を通して異世界になじみ、異世界の人たちが触発されていき、異世界に合わせてアレンジされる落語を読んでると素直に作家さんに感心します。 これネットで無料で掲載されてたんだ……って思うとさらにすごい。 たまにお金払わせてください、って言いたくなる小説がありますが私的にはこのお話もそれ。いえ、文庫版で買ったんですけど。 荒唐無稽なネタになってるのに異世界だと違和感がない落語に、1巻はほんとずっと笑ってました。