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海外サイトに「次世代のスーパーフードなるか?」と報じられていたニュースなのだが、日本に古来から伝わる漬物に含まれる乳酸菌が、インフルエンザウイルスに対する防御効果があることを、動物試験で確認したそうだ。 これは京都の伝統的な漬物「すぐき(酸茎)」で、カブの変種である酸茎菜(すぐきな)を塩と混ぜて発酵させたもので、現代の本では数の少ない本格的な乳酸発酵漬物の一種である。澄んだ酸味が特徴だ。 京漬物の“すぐき”にはラブレ菌と呼ばれる免疫力の高い乳酸菌が含まれている。これまで、ラブレ菌はヒトのインターフェロン(IFN)-αの産生能や、がん細胞や感染細胞を殺す力である細胞傷害活性を高める作用をもつことが報告されており、IFN-αや細胞傷害活性は、ウイルスに対する重要な防御メカニズムであることから、ラブレ菌のインフルエンザウイルス感染に対する効果も、この2つのメカニズムを介している可能性が考えられて
印刷 関連トピックス新型インフルエンザタミフル 小中高生や大学生がインフルエンザを発症した場合の学校の出席停止期間について、文部科学省は現行基準の「解熱後2日間」から「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日間」に改める方針を決めた。関係省令を改正し、4月1日から実施する方針。 文科省によると、タミフル、リレンザなどの抗インフル薬の普及で解熱が早くなり、感染力が残ったまま登校するケースが増えているため。発症後5日を過ぎれば、ウイルスがほとんど検出されなくなるという研究報告を踏まえた。 幼稚園児は「発症後5日を経過し、かつ解熱した後3日間」とする。 また、おたふくかぜ、百日ぜきについては、症状などによって出席停止期間を細かく規定するよう見直す。 関連リンク09年の「新型インフル」影潜める 多くの子に抗体か(2/10)インフル流行、長期化か 1月はA香港型、2月はB型も(2/10)インフル突
タミフルの有効性に疑問 タミフルの新たなレビューによれば、その有効性に疑問が出ている。 ----------------------------------------------------- タミフル、インフルエンザ治療効果に疑問 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120118-OYT1T00471.htm 【ワシントン=山田哲朗】医学研究の信頼性を検証する国際研究グループ「コクラン共同計画」(本部・英国)は17日、インフルエンザ治療薬タミフルが重症化を防ぐ効果を疑問視する報告書を発表した。 タミフルは世界で広く使われ、特に日本は世界の約7割を消費している。各国が将来の新型インフルエンザの大流行を防ぐため備蓄を進めており、その有効性を巡り議論を呼びそうだ。 報告書は、製薬会社に有利な結果に偏る傾向がある学術論文ではなく、日米欧の規制当局が公
メカブの粘り成分「フコイダン」がインフルエンザワクチンの効果を高めることが、ヒトを対象にした理研ビタミン(東京都千代田区)、豊中愛和会(大阪府豊中市)、武庫川女子大国際健康開発研究所(兵庫県西宮市)の共同研究で分かった。22日から神戸市で開かれる国際免疫学会で発表される。 フコイダンは、メカブのほかワカメやコンブなどに含まれる粘り成分の一つ。特有のヌルヌルで海草本体を守り、海中から引き揚げられた際などに乾燥を防ぐ。これまで、抗酸化作用や抗がん作用、抗ウイルス作用などが動物実験で確認されていた。 共同研究では、理研ビタミンがメカブから抽出して粉末状にしたフコダインを使用。67〜102歳(平均年齢87歳)の男女67人を2グループに分け、一方のグループにメカブフコダインを、他方に疑似粉末を、1日当たりそれぞれ300ミリグラム摂取させた。 摂取開始から1カ月後、3種混合季節性インフルエンザワ
ヒトでの流行が懸念されている強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1)は、昨年流行した新型インフルエンザウイルス(H1N1)と交雑しやすい特徴があることを、河岡義裕・東京大医科学研究所教授(ウイルス学)らが実験で確かめた。H5N1は、ヒトには感染しにくいとされるが、H1N1との交雑によって、感染力を持った強毒ウイルスに変化する可能性がある。5日、米専門誌「ジャーナル・オブ・バイロロジー」(電子版)に掲載された。 河岡教授らは、H1N1とH5N1の両ウイルスをイヌの細胞に同時に感染させ、増殖したウイルスの遺伝子を調べた。その結果、採取できた59個のウイルスの85%にあたる50個が遺伝子交雑を起こしていた。さらに、ウイルスの感染力や増殖力が強まる遺伝子交雑の組み合わせを想定し、人工的に作った交雑ウイルスをヒトの肺の細胞に感染させたところ、大量に増殖した。 季節性ウイルス(H3N2、香港型)と
渡航歴のない神戸市の高校生から全国で初めて新型インフルエンザのウイルスが検出されて16日で1年。この高校生たちから検出されたウイルスと、神戸市内全域で感染者が確認された6月以降のウイルスの遺伝子が異なっていることが、神戸市環境保健研究所の調査でわかった。6月以降に蔓延(まんえん)したウイルスは、別の複数の経路から侵入したことを示す結果という。 研究所員の森愛さん(36)=ウイルス学=らは昨年神戸市内で採取した検体のうち、5~8月の患者の検体28人分を抜き出して比較した。ウイルスを構成する遺伝子の塩基配列を調べたところ、5月に感染した高校生8人は塩基配列がほぼ一致。6~8月の20人はいずれも異なり、5月の8人とも違った。この結果から6月以降の流行は5月の患者から広がったのではなく、別の複数の感染経路があった、と結論づけた。 神戸市内の患者数は、5月中は多い日は1日30人を超えたが、その後減っ
鳥インフルエンザが人の季節性インフルと遺伝子の組み換えを起こすと、哺乳(ほにゅう)類に効率的に感染するだけでなく、重症化しやすいウイルスに変わる恐れがあることが分かった。鳥インフルが、人の間で世界的大流行(パンデミック)を起こす新型インフルになる可能性が引き続き高いようだ。東京大医科学研究所の河岡義裕教授や米ウィスコンシン大の八田正人准教授らの研究で、今週の米科学アカデミー紀要電子版に発表する。 これまで鳥と季節性との遺伝子組み換えでは、重症化しないウイルスしか生まれないと見られていた。 鳥インフル(H5N1)は鶏などに対しては100%近い致死率になるが哺乳類にはそれほど強い症状を起こさない。世界でアジアを中心に300人近くが亡くなっているが、治療まで時間がかかるなどウイルスの性質以外の要因が影響しているとみられる。人から人へ効率良く感染するように変異もしていない。 河岡さんらは、鶏
タミフル服用後死亡で請求棄却=死因究明の「期待」認めず−岐阜地裁 タミフル服用後死亡で請求棄却=死因究明の「期待」認めず−岐阜地裁 インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後に異常行動を起こし死亡した岐阜県内の男子高校生=当時(17)=の父親(52)が、タミフル服用と死亡の因果関係が認められず精神的苦痛を受けたとして、厚生労働省所管の独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」に対し、慰謝料100万円を求めた訴訟の判決が4日岐阜地裁であり、野村高弘裁判長は父親の請求を棄却した。 父親は、高校生がタミフル服用前に飲んだ抗インフルエンザ薬「シンメトレル」の副作用を機構が認定し、タミフルについては審査せずに遺族一時金の支給を決めたことを不服とし、死因の究明や被害の再発防止に対する「期待権」の侵害を主張していた。 これに対し、野村裁判長は「期待は事実上の利益に過ぎず、法律上保護される利益とはいえない」と
厚生労働省は、塩野義製薬のインフルエンザ治療薬「ラピアクタ」(成分名:ペラミビル水和物)を薬価基準に緊急収載する。薬価は点滴用バイアル150mgが3117円、同バッグ300mgが5792円。原価計算方式で算定し、加算として営業利益率に20%を上乗せした。 ラピアクタは、タミフル、リレンザに続く3番目の抗インフルエンザウイルス薬で、約15分の点滴静注1回で十分な効果が得られる。A型・B型インフルエンザウイルス感染症が適応で、タミフル耐性例にも効果が得られている。 ラピアクタは米国BioCryst社からの導入品だが、日本人で1000例近い治験を実施し、世界に先駆けて開発した準国産の新薬。 薬価算定でも、こうした点を踏まえて加算を適用したが、作用機序が既存薬と同じノイラミニダーゼ阻害作用のため、限定的な評価となった。標準使用の300mg単回投与の場合、タミフル1日2カプセル5日間投与の1・8倍程
鹿児島県は25日、新型インフルエンザワクチンの接種を受けていた30歳代の看護師の女性が、同日未明、新型インフルエンザで死亡したと発表した。ワクチンの効果は接種後2週間程度で表れるとされるが、女性が発症したのは接種から約4週間後だった。厚生労働省によると、ワクチン接種後に新型インフルエンザで死亡したケースは初めて。 同県健康増進課によると、死亡したのは同県の大隅半島に住む女性で、10月下旬に医療従事者向け優先接種を受けた。今月21日、40度近い熱が出るなどして医療機関を受診したが、翌22日には、症状が悪化して入院し、心肺停止状態に陥った。24日の遺伝子検査で、新型インフルエンザ感染が確認され、25日午前4時頃、インフルエンザ脳症で死亡した。 女性には脳動脈瘤(りゅう)と甲状腺機能低下症の基礎疾患があったが、同課は「基礎疾患の影響は分からない」としている。また、女性は発症まで医療機関で勤務して
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
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データを分析すると、患者が増えているのは圧倒的に未成年。さらに新型用のワクチンの臨床試験では、1回の接種で成人の大半が十分な免疫を獲得できたことから、過去の季節性インフルエンザの免疫が、新型にもある程度働くという解釈で、厚生労働省のワクチンに関する専門家の意見交換会の見解がほぼ一致した。「ほとんどの人に免疫がない」とされてきた新型対策の見直しにつながる可能性がある。 全国約5000の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者数は、ほとんどが新型になった6月末以降、10月11日までで計20万人余り。年齢層別では10〜14歳が最も多く、未成年が85%。最新のデータでは新規患者の90%が未成年だった。大阪大の岸本忠三・元学長(免疫学)は、「子どもと大人の発症率の差は行動の違いだけで説明がつかない。過去に類似したウイルスに感染したことが影響している可能性が高い」と指摘する。 20〜50歳代の20
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