兵庫県神戸市・長田区にある若松公園(神戸市長田区若松町6丁目)で10月4日、高さ15.6mの「鉄人28号」モニュメント像の完成セレモニーが行なわれた。「鉄人28号」は1956年から雑誌「少年」に連載された漫画で、これまでに何度もラジオ、実写、アニメ化された人気作品。「鉄人」モニュメント像はアニメーション版の設定に合わせて作られた1/1スケール像で、足を伸ばして直立させたときの全長が18mになるように製作された。中は鉄骨、外は耐候性鋼板製。重量はおよそ50トン。両足の下、深さ6mに埋められたおよそ150tの基礎で支えられている。 製作したのは長田区の商店主らによる特定非営利活動法人「KOBE鉄人PROJECT」(正岡健二理事長)。「鉄人28号」の原作者で神戸市須磨区出身の漫画家である故・横山光輝氏にちなんで、阪神大震災後の復興・商店街活性化のシンボルとして製作した。総工費は1億3,500万円