danah boyd / 青木靖 訳 2007年4月6日 私は相変わらずミームが嫌いだが、ナンシーのことは好きだ。自分でこんなことをする気は 全然なかったが、それはどうして成功したか話すなどということをおおよそやりたくなかったからだ(自分が成功していると認めるのが嫌だというのが主な理由だ)。しかしどうすれば私のようになれるかという学生の質問や、私が自分の受けている注目に値しないという年嵩の学者たちの批判のことを、このところずっと考えてもいた。 ある意味で彼らの指摘は正しい。すごい仕事をしながら、それがあまりおしゃれじゃないというだけでほとんど注目されない人たちもいる。一方で、私は必死にやっているし、そうしている理由はこの世界に違いをもたらすことができると信じているからだ。私はいつもオードリー・ロードの言葉 「主の道具では主の家をばらすことはできない」と格闘しており、それは主の道具を捨てれば
ボストンで13年働いた研究者が、アカデミック・キャリアパスで切磋琢磨する方法を発信することをめざします。 2024/02 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031» 2024/04 ヤフーの元マーケティングディレクターSeth Godinはマーケティングのグル(カリスマ)として知られている。Seth Godinの最新刊「The Dip」は素晴らしい。彼の著書のなかでも最高である。そのサブタイトルが「いつ仕事を辞めるべきか(または残るべきか)がわかる小冊子 [A Little Book That Teaches You When to Quit (and When to Stick)]」とあるが、洋書のビジネス書籍のなかでも日本人のメンタリティーに非常によく合う一冊である。 この本の肝は日本人なら誰でも理解できるこのコンセ
もうこれでもかというほど今更なこの時期に、社内でWeb2.0関係の講習をやると聞いて唖然としている今日この頃。お世話になりまくった人からの頼みなので講師役を引き受けることにしたのだが、資料を作っていてひとつ大きな発見があった。 最近社内外の方々に良く聞かれるのが『和蓮さんはWeb2.0をよく知っているようだから聞くけど、ビジネス的に見て一番重要なポイントはどこ?』という質問。 いやWeb2.0ってのはBuzzWordみたいなもんであくまで現状を総括した言葉であって、含まれている要素が多くって、一番重要なポイントっていわれても一つじゃないんで難しいんですよー、などと逃げていた。 私の頭の中ではWeb2.0ってものはオライリー氏の書いたミームマップが如く各要素*1が分散・独立して存在しており、どれかがスタートでどれかが起爆剤でどれかが結果である、というような分類はできないものだと考えていた。
YouTubeでアニメが見られるとかテレビ番組が見られるとか、そういうところにも注目が集まっているが、本来は「Brodcast Yourself」(あなた自身を放送する)がYouTubeのモットーで、サービスの意義は「総表現社会のプラットフォーム」の提供にある。 サンノゼ・マーキュリー紙(5/30)の「The new must-see on your PC: YouTube VIDEO-SHARING SHIFTING ENTERTAINMENT OPTIONS」 http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/business/14697348.htm は、そんなYouTubeのビジョンや、アメリカ若者文化(YouTubeユーザの31%が18歳から24歳)を概観していて、わかりやすい。まずこの記事の中から、創業者たちが語っている「YouTubeの意義
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
オンラインビデオ共有サービスの頂点であるYouTubeにて、最も多くの購読者(ページビューではない)を得ているのがこの英国在住79才の男やもめ。 柔らかな物腰と礼節ある話し方のこの男性が、若者ユーザーが大半であるYouTubeにおいてある意味、頂点に立ってしまっているというのは不思議な感じ。 なぜこんなことになったのか、という経緯は以下のような感じ。 British pensioner becomes surprise YouTube star - Yahoo! News まずこれがその男性のプロフィール。 YouTube - Broadcast Yourself. geriatric1927 彼の名はピーター。プロフィールでは78才ですが、ムービー中では79才だと言っています。彼は数週間前、彼の誕生日に初めてYouTubeにムービーをアップ。いろいろな老人になることについての不平不満を述
前回の「プロローグ」で、本シリーズでは、単に定性的にWeb2.0企業を語るのではなく、「データというメスでネット企業を『解剖』する」として、財務データや統計などを用いてネット企業の実像を明らかにしていきたいと述べた。 個別企業を分析する初回である今回は、「グーグル(Google)」を取り上げる。グーグルは、ご存じの通り検索サービスなどを提供している米国の企業であり、「Web2.0」を代表する企業であるが、同時にグーグルほど日本で“定性的に”語られている企業もないと思うからである。 グーグルに関する“評判” みなさんは、グーグルに対して、どのようなイメージをお持ちだろうか。 ・「検索技術がすごい会社」 ・「タダで世界中のWebを検索させてくれたり、 Gmailでギガ単位のディスクを無料で貸してくれる、気前のいい会社」 ・「Google MapやGoogle Earthで世界中の地図や衛
奇をてらわずに受け入れられるテーマが「オシャレ」だった セガ R&Dクリエイティブオフィサー 植村比呂志氏 CEDEC 2006 2日目となった8月31日には、「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」(以下、ラブ and ベリー)の開発者である植村比呂志氏により、「オシャレ魔女 ラブ and ベリー開発秘話」と題されたセッションが開催された。 「ラブ and ベリー」は現在、カードの販売枚数では1億8300万枚。カードは1枚100円なので、183億円の売り上げがあるということになる。出荷枚数から類推したユーザーは200万人程度だそうだ。筐体の出荷台数は9700台に及ぶが、こちらも驚異的な数字。カードは4カ月に1回バージョンアップしており、そのときに30種類くらいのアイテムを追加。現在は222種類のカードが存在する。 植村氏は「甲虫王者 ムシキング」(以下、ムシキング)の開発者でもあるが、「ラ
昨日、青野社長がイチローの言葉を紹介していたので ちょっと気になって他にもどんな名言があるかを 調べてみたところたくさん出てきました。 どれも含蓄のある深い名言ばかり。 「野球」を「経営」や「人生」に置き換えても十分意味が 通じるものばかり。 その中から特に気に入ったものをいくつか紹介します。 『小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています』 『今自分にできること。頑張ればできそうなこと。そういうことを積み重ねていかないと、遠くの大きな目標は近づいてこない』 『少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事』 『ぼくが数字で満足することはあり得ません。なぜなら、数字が内容を反映しているとは限らないからです。目標を設定してそこに到達すれば、そこで満足してしまって先へ進む努力をしなくなるでしょう。毎打席何かしら学ぶべきこと、改良すべきことがありま
2006年10月13日01:00 カテゴリMoney YouTubeの本当の価値 確かにYouTubeは価値を創造しているどころか、破壊しているだけのようにも見える。 ITmedia News:GoogleのYouTube買収に見る「金はあっても考えなし」の愚 実際のところ、YouTubeブランドに本当に16億ドルもの価値があるのかという疑問に対し、しっかりと反論できる人はいるのだろうか? 現実を見ても、非オンラインの世界で実際に製品を提供し、利益を上げているLevi'sやStarbucksといった世界的に有名なブランドでさえ、その資産価値はその半分にも満たないのが実情だ。 しかし、それこそがGoogleにとってYouTubeの一番の価値だとなぜ気づかないのだろう。 はっきり言おう。Googleから見れば、YouTubeは広告収益をビタ一文上げなくても構わない。 TVCMを破壊してくれるだ
最大で1200人が入ることができる広々とした空間には、見渡す限り、部門を区切る壁や仕切りがない。高い天井は枝を広げた樹木のような3本の柱で支えられているので、太い柱で視界が遮られることもない。どこにいてもフロア全体を見渡せる“見える”オフィスなのだ。熊本市内にあった旧本社が手狭になったため、この1月、生産工場のあるこの丘に引っ越してきた。 屋台骨であるテレマーケティング部隊が大勢を占めているので、女性の姿が目立つが、実は、経営企画、人事、広報、総務、経理といった管理部門、さらに研究開発部門など、隣接する工場の部隊を除く同社のあらゆる機能と社員が、文字通り、一つ屋根の下に同居している。 「ドンッ」。フロアの中心にある太鼓が鳴った。これは、何かを伝えたい時、すぐに席を離れられる者を集めるための合図だ。20人ぐらいがさっと集まってくる。その日退職するというコミュニケーター(電話オペレーター)を真
たいていの人は自分のやり方というのを持っている。そして、大人にもなると少なからず自分が知らないことがあるというのを認めたくない。だから、システム開発をしているとこんなことがよくある。 「これこれこういう機能のものを作ってくださいよ。」 「その機能ってどんな機能なんですか?」 「うん。それはね、こんな風に動いて、あとはあんな風に動いてくれれば大丈夫です。」 そして、もし言われるがまま作ったものを見せると、きっとこういう答えが返ってくる。 「ちょっとイメージと違うなぁ。これだと○○なとき、困るんですよぉ。」 ちょっと待て。「よぉ」なんて言われてもこっちも困る。 というわけで、要件聞きに言ったのに機能の詳細に突っ込んで話しをして下さる人へはやんわりとこの言葉を使うことにしている。 「そうですよね。今その機能がなくて困っているのはたとえばどんなことなんですか?」 「このシステムを作る目的を教えてく
●口頭契約と文書契約 口頭契約とは、文書等は作らずに当事者が一定の内容を合意した契約です。 これに対して、文書契約とは、当事者が契約書等の文書によって、一定の内容を合意した契約です。 先にも述べたように、契約は必ずしも文書によることは必要ではありませんが、口頭契約ですと、契約内容に争いが生じるおそれが大きいので、重要な契約については、文書によって行うことが必要となります。 ●基本契約と個別契約 例えば、継続的に商品を仕入れる等の場合において、対象商品、契約期間、代金額、代金支払方法等の基本的な事項について、最初に基本取引契約書を作成しておくことがあります。このような契約を基本契約と言います。 基本契約に基づいて、日々の取引を行う際に、個々の取引ごとに合意されるのが、個別契約です。 実際の商取引では、個々の商品仕入れの際、注文書のFAXだけで済ましてしまい、いちいち個別契約書を作
ホリエモンこと堀江貴文氏が逮捕され、懲役2年6月(求刑・同4年)の実刑判決が言い渡されました。 日興コーディアル証券の一件と比べられたりもしています。 「恋におちたら」や「ハゲタカ」のようなTVドラマでも、似たような事例が取り上げられています。 インターネット事業は「虚業」だとか、そのように言われてしまうこともあります。 本当に堀江貴文氏は、インターネット業界において ・何も生み出さなかったのか? ・何も生み出せなかったのか? 利益のことや被害者のことは考えず、純粋に彼のインターネットへの取り組みを考えてみます。 ----------------------------------------------------------- 堀江貴文(ホリエモン)の一番の武器 堀江貴文氏の一番の武器と言えば、 判断力とスピード 彼の外見からは想像することはできないかもしれないが、そのスピードはどの経
ビジネスアプリケーションの世界で着実に成長を続けるSaaS(Software as a Service)の分野だが、これまで業界内でのサービス品質に関する明確なガイドラインが存在しないのが現状だった。米ソフトウェア情報産業協会(Software & Information Industry Association:SIIA)のSaaS実行委員会が2月22日(米国時間)に公開したホワイトペーパー「Setting Expectations in SaaS(PDF文書)」では、SaaS利用におけるユーザーとプロバイダ間のサービス品質契約(Service Level Agreement:SLA)締結の重要性を訴えている。SLAを締結することで両者間に友好な関係を構築し、ユーザーがサービス選定や品質規定設定のための検討材料になるというのがその趣旨だ。 クリティカルな業務をホスティング業者のサービスで
このコーナーでは、企業でWebサイトの運営に携わっている方、マーケティング部門等でWebの活用法について考えておられる方向けに、Webマーケティングの実践のための手法やノウハウ、事例をご紹介していきます。市場に出回る書籍や雑誌では論じられることない、Webマーケティングの最前線に触れていただければと思います。 2006年02月03日 Web2.0の議論で欠けているもの(前編) マーケティングユニット 棚橋 年明けからここ数回のエントリーでは、Web2.0的な話題を取り上げて考察してきました。Web業界内ではBlogなどを中心に1年前くらいから話題になっていたWeb2.0ですが、ここに来て雑誌での特集記事や書籍の出版予定などの話題も聞かれるようになってきています。 しかし、現在のWeb2.0の話題には何か欠けているものがあるように思われます。 まず、現在、多くのWeb2.0に関する話題は以下
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