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reviewとhatenaに関するitacchiのブックマーク (3)

  • 桐原いづみ『ひとひら』 - tukinoha’s blog

    偉人や文学者でもない普通の人間に紡ぎ出すことの出来る、普通の言葉。その中でもっとも価値がある言葉は、一度言葉を失ったあとに「それでも」言おうとした結果として出てくる言葉ではないか、と僕は思っています。 「筆舌に尽しがたい」「言語に絶する」「とても言葉では言い表せない」といった言葉がレトリックとしてではなく、気で使われるとき、多くの宗教がそうであるように、僕たちは沈黙によって対象への敬意を表そうとします。しかし、「それでも」言葉にしようとするとき、対象と自分との絶対的な隔たりを知りながら「それでも」近づこうとするとき、そこに初めて自分の言葉が生まれてくるのではないでしょうか。 悲惨な境遇にいる人を見つけ、それを眺め、同情する。自分とよく似た、けれども少し前を歩く他人を見つけ、同じにはなれないことに苛立つ。物語の機能とはまず、このような同一化の欲望をかきたてることにあります。それに対して読者

    桐原いづみ『ひとひら』 - tukinoha’s blog
  • 無印良品の万年筆がすばらしすぎる件

    いや当。万年筆って高い・おっさん臭い・手入れが面倒ってイメージがあったんだけど、無印で千円だったんで試しに買ってみたら、これが良すぎ。 まず、書くのが楽しい。紙にサラサラって滑らせるだけで、それっぽく上手に書ける。横書きでアルファベット筆記体をたくさん書く人はやめられないと思うよ。日語を書くときもちょっとプチ文豪気分が味わえる。ちょっとした伝統ってのを手軽に味わえるね。こりゃ万年筆にハマる人がいるのもわかるわ。まあ、当に高いやつはもっとすごい書き味してるけど、値段のわりに無印のはいい。 それからインクが黒くて読みやすい。けっこうベットリつくんで、書いてすぐ触ったりすると手が汚れるくらい。乾くと色が変わってとても読みやすくなる。インクを詰め替えて使えるから、ランニングコストも安い(このインクカートリッジもヨーロッパで主流のやつだから、モンブランのやつとか入れて遊べる)。 デザインもいい

    無印良品の万年筆がすばらしすぎる件
  • たまごまごごはん - セカイ系に向かうのか、模倣に向かうのか〜「SCAPE-GOD」〜

    ●「セカイ系」という言葉のもつよさと悪さ● 自分もよくわかってないし、特段に定義があるわけでもない、だけどまれに使われる言葉に「セカイ系」という言葉があります。 セカイ系(wikipedia) セカイ系とは(はてな) セカイ系(惑星開発大辞典) [きみとぼく←→社会←→世界]という3段階のうち、「社会」をすっ飛ばして「きみとぼく」と「世界」のあり方が直結してしまうような作品を指すという定義もあるようだ。 「エヴァンゲリオン」や「最終兵器彼女」は典型として、最近だと「涼宮ハルヒ」や西尾維新作品などでしょうか。このへんの判断基準は個々で大いに違うと思うので、あくまでも自己判断ですが。自分の悩みはセカイの悩み。自分と他者との感覚が、セカイの感覚、みたいな。 個人的にはこういうの大好きっていうかエヴァ大好き☆なので、その中高生時代のあいまいな世界観の青臭さがたまらなく好きなんですが、同時に「視野が

    たまごまごごはん - セカイ系に向かうのか、模倣に向かうのか〜「SCAPE-GOD」〜
    itacchi
    itacchi 2007/02/15
    電撃帝王の中で唯一「読めた」作品だったな
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