大竹まこと、斉木しげる、きたろうのコントグループ「シティボーイズ」の名作コント『自己破産の日』のなかに、ジャムのビンの蓋についたジャムをこそいで集めた「ビン蓋ジャム」というのが出てくる。 「ジャムのビンの蓋についたジャムが、いちばん美味く、それだけを集めたものは、超美味い」という理論だが、私もソレには激しく共感してしまう。 ただし、私が切望してならないのは、甘いジャムではなく、ヨーグルト版「ビン蓋ジャム」、というか舐めるとうまい、あの「カップ蓋ヨーグルト」だ。 人前でフタを舐めるのは、はしたないこととわかってはいるので、5歳の娘には「これをやっていいのは、うちの中だけ!」と、口をすっぱくして言い聞かせている(教育方針はおそらく間違っている)。でも、カップのフタについたヨーグルト、どう考えても捨てるのは口惜しいではないか。 フタについたヨーグルトは、最も濃厚で粘り気のある部分だと思う。3個1