オタというかおれの話だが、全般的に他人の虚を衝くのが苦手だ。好きでもない。理由のあたりを掘っていくといろいろ自分バトルができておもしろいのだが、まあそれは置いといて、最近わりとこの苦手で好きでもない「虚をつく」のトレーニングをやってみている。 バスに乗る なるべく前の座席に座る 自分が降りるバス停が近くなる 「次降ります」ブザーの間合いバトル発生 誰がブザーを押すのかバトルの間合い読みは、ただでさえむずかしい。競技化してもいいんじゃないかと思う。ただしそこには「機械仕掛けと人類の美意識の融合を数値化する」みたいな曖昧な感覚が絡んでくるので、なんだろうか、オリンピックでいうなら冬季向けの競技といえるだろうか。前の停留所でドアが閉まった瞬間に早押しするのはフライング、未熟である。次の停留所のアナウンス直後にもコンフリクトが生じるが、ここでの抜け駆けもまた不粋。停留所間の中間距離を過ぎ、行程の