トップ > 暮らし・健康 > 暮らし一覧 > 記事 【暮らし】 <セカンドらいふ>医療スタッフが取り組み広げる「事前指定書」 元気なうちに「最期」選ぶ Tweet mixiチェック 2013年1月9日 事前指定書の配布のお知らせについて説明する三浦久幸さん=愛知県大府市の国立長寿医療研究センターで 終末期に延命治療などをどうするか。元気なうちは考えられず、いざとなると本人が判断できない状態だったり、家族で話し合う余裕もなかったり。家族や本人だけでは難しい「事前指定」を手助けする取り組みが、広がっている。 (境田未緒) 名古屋市の児玉清江さんは昨年八月、がん患者専用の高齢者専用賃貸住宅「ナーシングホームJAPAN」(同市)で、九十歳の母親をみとった。「妹と決めて、延命治療をせず、静かに最期を迎えられました」 この施設では、入所時に必ず、終末期に経管栄養などをどうするかの意思確認書を手渡す。