任期(2年)満了に伴う日本相撲協会の理事選は1日午後、東京・両国国技館で投開票が行われ、角界の慣例である一門(相撲部屋の系統)内の候補者調整に応じず立候補した貴乃花親方(37)=元横綱、本名花田光司=が初当選した。理事選が立候補制になった1968年以来、5番目に若い理事になる。 改革を志す貴乃花親方は所属していた二所ノ関一門を離脱し、無所属になって立候補。同調した6人の親方も一門を追放される騒ぎとなった。 その結果、定数10に対し11人が立候補。4期(8年)ぶりで評議員(親方、立行司、力士代表)の投票に持ち込まれた。ほかに立候補したのは武蔵川親方(元横綱三重ノ海)、北の湖親方(元横綱)ら現職8人と新顔の陸奥親方(元大関霧島)、鏡山親方(元関脇多賀竜)。この後、新理事会で理事長を互選する。 【関連ニュース】 ・ 【相撲コラム】土俵百景 ・ 理事選投票始まる=貴乃花親方ら11人立候