建設関連業者を対象に、戦地イラクで働く日本人を高給で募集する「求人」活動が日本国内でおこなわれていることが本紙の調べでわかりました。ハローワーク(職業安定所)に求人票として公開されているものもあります。米軍は戦争の「民営化」を進め、イラクでも軍需企業が民間人を雇用する形で、戦争体制に組み込んでいるだけに、異常な「求人」の背景解明が求められます。 建設・商社名も 二月二十三日、ハローワーク長崎が「就業場所」を「イラク」とする求人票を公開しました。長崎市内の会社からの求人でした。 それによると、仕事内容は「土木工事の手元作業(水道工事、学校建設工事等)」。「パスポート取得可能な方」が対象で、雇用期間は三月二十日から九月二十日までの半年間。賃金は月に「五十万円~六十万円」。イラクまでの旅費、宿泊費は会社が負担し、保険については「元請け会社が民間保険へ加入する」としています。 求人はインターネット