この偉大なライブラリを、なぜみんな知らないのでしょうか。 Emacsにはビルトインで url-retrieve というネットアクセス関数があり、 EmacsでHTTPアクセスをする場合はそれを使うのが普通です。 これは HTTPクライアント としてはお粗末な実装で、 しばしば意味不明な問題に遭遇するし、DNS解決の際には固まります。 それならば curl や wget を外部プロセスとして呼び出した方が、 固まらない上に、より信頼でき、より高機能です。 「餅は餅屋」ということで専用の外部プログラムに頼るのは 本来のEmacsの精神、Unixの精神に沿っています。 しかしWindowsにはそれらがインストールされていないので それがわかっていてもurl-retrieveに固執してしまいます。 せっかくcurlを持っているUnix系OSのユーザからすれば 有難迷惑なもので、url-retrie
を入れるだけです。 これでletがレキシカルスコープになって動作も速くなって幸せになれます。 (require 'cl)問題 にも決着が見えてきました。 cl.el 自体がdeprecatedになっていて、今は cl-lib.el を使うようになっています。 cl.elがcl-lib.elを呼ぶようになっていて、Common Lispマクロ・関数には「cl-」というプレフィクスがつきます。 loop→cl-loop destructure-bind→cl-destructuring-bind remove-if-not→cl-remove-if-not よって、(require 'cl-lib)してしまえばCommon Lisp関数も 合法的に 使えます! おまけに、Emacsにも 念願のパッケージシステム が登場したおかげで、外部パッケージをどんどん投入できるようになりました。 使うと役
関数をクオートするのには quote (') より function (#') の方がよいとされている。 しかし、どういう利点があるのかあまり理解されていない。 C 言語のソースを見ると、quote と function はまったく同じ実装になっている。 つまり、実行時の役割は完全に一緒である。 以下の例では、auto-fill-function をいうシンボルをクオートしている。 このようにシンボルをクオートする場合は、 「以下のシンボルは関数ですよ」という「コメント」としての役割はあっても、 クオートという意味においてはまったく違いはない。 (setq auto-fill-function (function my-auto-fill-function)) では何が嬉しいのか? それは、byte compile のときに、 quote でクオートするときよりも適切に byte comp
win-switch 20161009.927(in MELPA) fast, dynamic bindings for window-switching/resizing たくさんウィンドウを分割する人にとって、 次のウィンドウに切り替える C-x o は とてつもなく使いづらいです。 それを解決するためには、これまで2つの方法がありました。 C-tなどの1ストロークのキーに other-window を割り当てる smartrep.elやhydra.el(比較レビュー)など で連続実行させる 3番目の方法として、この win-switch.el も加えてください。 これは名前とうらはらにウィンドウを切り替えるだけでなく、 分割とリサイズまでやってしまいます。 もちろん、smartrepやhydraでもたくさんのキーを 連続実行可能キーに登録してしまえば可能ですが、 win-switch
昨年 ELPA で elisp を管理 - naoyaのはてなダイアリー に書いたとおり、昨今は Emacs にもパッケージ管理システムが搭載されいて、どこからか elisp をコピペしてきてその後管理できなくなる・・・みたいなことはなくなった。 ただ、じゃあ ELPA で全て解決したかというとそんなことはなくて、ELPA はパッケージのインストール自体は簡単にしてくれるけれども、それだけだった。 elisp の管理も Bundler のように入れたいパッケージ一覧を書いて bundle install すれば全部まとめて入るみたいな、そういうのが欲しい・・・と常々思っていた。 と思っていたら、Cask というのを見つけた。これがずばりそのものだった。 (source gnu) (source melpa) (source marmalade) (depends-on "ag") (dep
はじめに 私はにわか Emacsユーザであり, 定期的に Vimへの乗り換えを試み, 挫折を繰り返していました. なんで最近は諦めて Emacsの使い方をまともに 覚えようという方向でやっていこうと決めたんですが, この本を 読んでまた気持ちがぐらついてしまいました. Vimだからこその内容 Emacsやその他エディタではおそらくこの内容は書けなかったと思います. Emacsやその他エディタで Tips本を書くとなると, 「こうしたらこうできます」とか 「この拡張を入れたら、こんなことがお手軽にできるようになる」ということが 終始続くことになるでしょう. というのも Vim以外のエディタでは基本的には ある地点しか見ることができないからです. ある地点でできるベストなことは どの段階でもおそらくベストです. しかし Vimは違います. それはある地点の 作業を次に活かせるからです. それが
puttyでサーバにアクセスしてEmacsを使っているとどうしても不便なのはクリップボードにコピーしにくいことです。 マウスでドラッグすればコピーできますが、画面分割しているとうまくできずにいらっとします。 Emacsに慣れるとクリップボードに入れるつもりで自然にM-wしてしまうこともよくあります。 puttyの機能を調べていたらputtyからWindowsクリップボードを操作する方法(puttyclip)があることを発見! これを使ってEmacsのkill-ringとWindowsのクリップボードを同期*1させます。 用意するもの putty clipboard patchが適用されたputty 実質今のところ適用されたものはputtyclipのみ? シェルスクリプト(winclip) .emacsの設定 シェルスクリプト(winclip) #!/bin/sh OUT=$SSH_TTY
This module is configured through a single variable, org-feed-alist. Here is an example, using a notes/tasks feed from reQall.com. With this setup, the command M-x org-feed-update-all will collect new entries in the feed at the given URL and create entries as subheadings under the "ReQall Entries" heading in the file "~/org-feeds.org". Each feed needs to have its own heading. Besides these standar
コードを書いているとプロジェクト内のコードを参考にしたかったり、一括で置換したかったりします。そんな時emacs内でgrepを使うのですが、プロジェクトがそれなりに大きくなると非常に遅くなります。gitのプロジェクトであれば、gitであればgit grepを使えば高速に検索できるのでそれを使えば良いと思い、やってみました。 letでgrep-find-commandを書き換える http://blog.kentarok.org/entry/20100219/1266577631 にletでgrep-find-commandを書き換えた上で、grep-find関数を呼び出すと出来るというふうに書いてあったので、やってみたのですが、なぜかうまくいきませんでした。うーん。 grep-apply-settingを使う emacsのgrep-commandを変更する - すぎゃーんメモ と同じように
50.2.4.1 Specifying File Variables There are two ways to specify file local variable values: in the first line, or with a local variables list. Here’s how to specify them in the first line: You can specify any number of variable/value pairs in this way, each pair with a colon and semicolon. The special variable/value pair mode: modename;, if present, specifies a major mode (without the “-mode” suf
IntroIf your Emacs does not recognize your Alt key as the Meta key anymore, then you probably have some other key bound to Meta. In some distributions, this is the Windows key, or a Penguin key on some keyboards. On Macintoshes meta is often the Option key, which often is caught for other purposes. The ESC key can be used as a prefix, and often works without initial hassle. Well, if running EmacsO
キーボード環境を快適にするには作業効率を高めるには、キーボード環境を整えることが重要です。 ブラインドタッチをする人にとっては、ホームポジションからあまり手を離さないで操作できることが増えれば快適になります。 キーボード操作が好きな人は、本当に必要なとき以外はマウスを使うことを嫌がりますし、ホームポジションから手を離すことも嫌がります。 僕は、ウィンドウマネージャーはratpoison、キー割り当てはxmodmapを使っています。 CtrlとCapsLock入れ替え快適にするために、最低限やっておくこととしては、CtrlとCapsLockを入れ替えておくことです。 キーボード操作が中心になると、Ctrlの使用頻度はかなり高いので、これは必須となります。 入れ替えておくと、Aの左にCtrlが来るので、かなりCtrlが押しやすくなります。 xmodmapの設定ファイルに以下の設定をしておきます
概要 この文書では、2015年4月10日にリリースされた 「Emacs 24.5」 を Mac OS X へインストールする手順と、 Emacs 24 で注目の新機能を中心に解説しています。 初期設定、基本操作等に関しては Emacs23 (Cocoa Emacs) 入門から中毒まで を参照してください。 この文書は時々修正、更新されます。 目次 概要 Emacs24 のリリース日 Emacs24 バイナリ Emacs24 のソースからのインストール self-contained バイナリの生成 /usr/local 以下へのバイナリの生成 IMEパッチの適用 experimental/hackers-only パッチの適用 開発版のビルド 設定 .emacs.d/init.el の利用 マウス関連の動作変更 後方互換性に関して 24.5 での非互換性 24.4 での非互換性 ad-adv
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