商業印刷にも使える品質を目指してcoz氏が個人で開発を続けているゴシック体の日本語フォント、M+ OUTLINEの教育漢字グリフがついに完成した。非漢字のバリエーションに応じた7書体×7ウェイトが用意されている。改変・商業利用を含めたfreeなライセンスであるため、Linuxデスクトップで日常的にお世話になっている人も多いはず。 今まで漢字のグリフが十分にそろっていなかったため漢字を含むフォントはcvsからビルドする必要があったが、今回教育漢字の完成を受けて漢字グリフを含んだM+ TESTFLIGHT 015が公開された。 2006年11月の漢字グリフ制作開始から足かけ1年半、まさしく偉業というよりほかない。 教育漢字とは、小学校6年間で学習する1006字の漢字だそうだ。完全freeで、かつ見栄えのする日本語フォントというのはいままでなかったため、その登場が期待されていた。