今回のRに関する記事はマジメです。役に立つ人には多少は役に立つかもしれません。 Rのデフォルト関数で、標準化回帰係数を出力してくれるものはないよう。 独立変数がすべて量的変数ならたとえば、scale() などを介すことで簡単に計算できます。 しかし問題になるのは、名義尺度などの変数です。Rの lm(), glm() では名義尺度が含まれていた場合、自動的にダミー変数化して計算してくれますが、標準化回帰係数を計算するうえでは問題が起こります。 たとえば、標準化回帰係数を出力するとうたう lm.beta()関数が {QuantPsyc}パッケージにありますが*1、僕の理解が間違っていなければ、プログラムにミスがあります。これを名義尺度が含まれる回帰分析に適用すると、おそらく計算がおかしくなるはず(理由は後述)。 lm.Beta() とまれ修正版をつくってみました。 lm.Beta <- fun