「経団連会長として世界のしかるべき要人に会ってきたが、先進国の共通課題は税体系のありかただ。国内では大都市と地方の格差問題がひときわ深刻で、道州制の実現が焦眉の急だと実感したね」 2007年12月19日、東京・大手町の経団連会館で開いた日本経団連幹部と財界担当記者との恒例の年末懇親会で上機嫌で感想を語るのは日本経団連の御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)。一部に浮上している途中降板説を意に介さない表情だった。 「2期目はどうしますか」という私の質問にも「2期4年という会長任期を前提にヴィジョンも発表している」と早くも続投に意欲をみせた。 御手洗会長の途中降板説は、出身母体のキヤノンで表面化した偽装請負問題が経団連会長職として不適切ではないかという指摘や、衆参ねじれ国会で難しい舵取りが求められる政治とのつきあいで存在が示せていないなど、リーダシップの欠如が主な根拠。 奥田碩前会長(トヨタ自動
2007年12月28日11:02 大阪府のねじれ選挙 カテゴリ kinkiboy Comment(1)Trackback(0) テレビ朝日のスーパーモーニングで、大阪府知事選挙候補の3名の人たちがでていました。違和感があったのは、橋下候補の主張は、民主党の主張とほとんど同じであり、熊谷氏は基本的には産業育成を旨とする政策を継続するということであり,、ほとんど自民党候補に近いともいえます。どちらも基本的には改革派でしょうが、それが熊谷さんは上げ潮派、橋下さんは財政再建派という立場を色濃く出したという感じでしょうか。 番組内でも主張から言うと、同志社大学の村田教授からも何度か、橋下さんの主張なら民主党からの出馬が自然であり、なぜ自民党から出馬なのかという疑問が投げかかけられていました。 まあ、弁護士さんの考えることと、技術系の大学の教授が考えることの特徴かなとは思いますが、国政がねじれ、今度は
昨日、「自民党北海道1区支部の候補者選考委員会が開かれ、小泉チルドレンの杉村太蔵衆院議員(28)も名乗りを上げていたが“落選”」というニュースが流れた。 太蔵氏や猪口邦子氏は、小泉チルドレンというより、もはや小泉オーファンズ(orphans 孤児)あるいは小泉ディザーテッド・チルドレン(deserted children 捨て子)と言うべき存在であろう。 逆に、例えば稲田朋美議員をいまだに「小泉チルドレン」の一角に数えるような報道にも強く違和感を覚える(少なくなってきたように思うが)。 稲田氏は、もともと山谷えり子・安倍晋三の保守派ラインが引き出した人材で、理念音痴でフェミニスト気取りの小泉氏とは、人脈の点でも気質の点でも大きく異なる(ちなみに、山谷、稲田両氏とも福井県出身)。 稲田氏が、伝統重視の保守の立場を弁護士としての専門能力で補強し、国会質問や議連の会合、新聞雑誌への寄稿な
来年が間近に迫ってまいりましたぁ。日本はどうなるのか、どうあるべきか、福田首相はどうするべきか。やはりあれか、朝日新聞がご指導するように、中国に行って未来のために歴史を語れってことか。 クリスマス・ボケはさておき、19日付けフィナンシャルタイムズが日本への期待というか、よりスペシフィックに福田総理への期待の社説を書いていた。”Japan needs to revive consumption”(参照)である。これ、どっかで翻訳するでしょと思っていたけど、その後、なんとなく見かけない。私が見かけないってだけかもしれないけど、スルーってことと私には区別が付かないので、ちとこちらのブログに備忘メモを兼ねて書いておこう。 フィナンシャルタイムズはイコール英国的というわけでもないし、そもそもメルトダウン状態のブラウン首相を担いでいる英国が何か言う?みたいなわけもない。ので、この社説は欧米のごく普通の
TBSのニュース今年の総決算番組「筑紫哲也・安住紳一郎 真実の衝撃!報道2007」を見た。今年のニュースについてカレンダーを追って紹介する、というもので、全然衝撃はなかったなあ。てんこ盛りに次から次へ話を進めていき、結局何がなんだかよく分からなかった。 小池百合子前防衛相が出演していて、福田総理まで番組に登場した。すると何だかヨイショ番組みたいになっちゃった。筑紫さんは、病気ながらまだまだ元気だ、ってちょっと前にこの欄に書いたんだけどな。この日は頂けなかった。もうちょっとがんばれる人だと思ってたけどな。総理への少し厳し目の質問は、「一般の人の声」の形を取るんだな。これがワザとらしい。自分たちで質問したければ、ちゃんと堂々と自分たちで質問しろって。 ま、番組として失敗作だったね。よくいって月並みな番組。制作者側の視点がなくて、ただ並べました、首相も来ましたっていうだけ。首相にとってもマイナス
<農政改革は逆行> 福田政権に望むことは、スローガンとして「改革」を前面に出さなくてよいから、着実に布石を打っていってほしいということ。マスコミは権力の監視という使命感を持っているらしいから、せめて省庁の問題点をえぐり続けてほしい。政権のイメージダウンにはなるだろうが、長期的に見れば、そこで改革の手を打てれば国益に叶う。いずれ歴史の中で評価される。 渡辺美智雄氏は「既去民思」―すでに去って民思う―と色紙によく書いていたという。枝葉末節のことでマスコミに叩かれて去る総理大臣は多いけれど、時が経てば評価されることもある。美智雄氏の志を継いだ喜美氏は「改革とはそういうもの。既去民思を信じて取り組んでいく」と決意している。福田首相は、真の敵はどこにあり、真の味方は誰なのかを見失わずに来年も頑張ってほしい。 農政改革も非常に気になっている。安倍政権下で農業の未来を見据え、農政改革に取り組んでいた松岡
西村幸祐氏の陰謀論がブーストかかっている件 - 解決不能 の続きです。 ニュヨーク・タイムズも報じたイラクの治安の大幅回復――さて朝日新聞の報道は?:イザ! にて、コモリンがまたぞろイラクの治安回復を取り上げつつ、朝日新聞に対して訳の分からない絡み方をしていました。 朝日新聞はニュヨーク・タイムズと提携しながらも、イラク情勢のこうした、いま最大の特徴はツユほども報じていません。むしろ「イラクの治安は悪化」などと大ざっぱな記述を繰り返しています。 え?それホント?と思ったら案の定嘘でした。 Commented by hagakurekakugo さん >朝日新聞はニュヨーク・タイムズと提携しながらも、イラク情勢のこうした、いま最大の特徴はツユほども報じていません。 アサヒコムでちょいと検索したんですけれど、 <引用開始> asahi.com:米軍増派による治安改善を強調 米国防長官イラク訪問
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コイズミが国民を煽動した一昨年の「郵政総選挙」の前後で人生が変わった人は多いだろう。政治ブログの多くはこの選挙の直後に立ち上がったし、それより半年ほど遅れた当ブログも、あの選挙がなければ立ち上がることはなかった。 あの選挙戦の期間ほど、政治のことが人々の口に上ったことはなかったと思う。みな熱病に浮かされたように「郵政民営化は必要だ」と叫んでいた。 あの時、政治は娯楽と化した。その流れは今日に至るまで続き、田原総一朗が司会を務めるテレビ朝日の「サンデー・プロジェクト」の視聴率は、いまや巨人戦の視聴率より高い。 政治ブログを運営するブロガーの中にも、「政治ブログは敷居が高い」などと言う人がいるが、私には信じられない。俗悪な政治番組よりもさらに噛み砕いて政治の話題を解説したって何の意味があるのだろうかと思う。マスコミは与党寄りだ、などというのかもしれないが、現在のマスコミが自民党に甘く民主党に厳
2007/12/27 政治家は教科書内容に立ち入るな テーマ:政治について(20027) カテゴリ:政治 自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の中で、来年度使用される高校日本史の教科書に、沖縄戦での日本軍の関与によって集団自決が起きた、という記述が復活することに対して、批判が相次いでいるそうです(こちらを参照)。 沖縄戦記述については、一つ前のブログにも書きましたが、NHKニュースによると、この会では、文科省の担当者を呼び出して報告させ、「軍の強制をにおわせる書きぶりに変更されたことは違和感を感じる」、「1つの見解を断定的に書くのではなく、いろいろな見解を両論併記すべきではないか」などという意見が出ていたそうです。 こういう議員がいること自体が、教育への不当な政治介入であって、こういう不見識な発想をする政党には政権担当能力はない、ということです。 勝手な思いこみで発言する不勉強
テージョ(タホ)川(Rio Tejo / El Tajo / Tagus)の南岸にあり,リスボン 対岸にあたるアルマダ市(Almada)や,近郊のセイシャル市(Seixal)などを 結ぶライトレール規格の路線MSTが,12/15に路線を延長させていました. 改良型コンビーノ(Combino Plus / Combino Supra)が投入されています が,呼称はメトロで,新聞の見出しもMetroとなっています. MST : Metropolitano Ligeiro da Margem Sul do Tejo (Sul do Tejo Metro) MTS : Metro Transportes do Sul (運行事業者名) 延長開業したのは,第一期計画の全通時に3系統(Linha 3)となる路線の 一部で,すでに今春に開業していたCova da Piedadeから,Pragalを経て
先ず第一番に何と言っても天下り官僚と現役官僚が双方共に元上司と部下(先輩・後輩)の権威主義的人間関係の力学に縛られた行動を取るからである。天下り官僚は元上司としての上に立った権威主義的人間関係を笠に着て相手を従わせる意向を自然と取り、現役官僚は部下として下にいた従う態度を取る。 守屋接待ゴルフ事件の発覚後、防衛商社による守屋接待を地で行くような内容の自衛隊の自衛隊員に対する倫理啓発ビデオがテレビで紹介され、そのそっくりな構図が話題となった。ワイロ(=カネ)と接待ゴルフを武器に商取引の成立を迫るその商力学には商社に天下った(?)元上司と現役自衛隊員である部下の先輩・後輩の権威主義的な上下の人間関係が明らかに有力なベースとなっていた。 現役自衛隊員が「先輩」と呼んだのに対して、「おいおい、先輩は昔の話だよ」と言いながら、顧客である自衛隊員に対して自分が客であるような上に立つ態度を取っていた。現
「ひきこもり」「ニート」「フリーター」とか、若年の不安定低賃金・無業層(若年弱者)が問題になったのは、おそらく2000年ぐらいからではないかと思う。この問題に興味を持ってきた人であれば、議論がだいたい三段階くらいで進んできたことが理解できると思う。もちろんこれはマスメディア上のもので、学問的なものではない。 第一段階は、単純な否定や叱責・説教である。つまり「きちんと就職しない若者がいるなど信じられない」というものである。そこでは「就職しなくても食える時代になった」という素朴な解説が多かったように思われる。そもそも、「フリーター」が増えていること自体が、当事者を含めてたいした問題だと思われていなかった。今でも、こうした考え方をしている人は少なくないし、確かに一定の真理を含んでいるところもないではない。 第二段階は、若者の深層心理や行動パターンから説明しようとするものである。要するに、「ひきこ
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