カトリックグラフ 聖母の騎士4月号 NEW! 月刊「聖母の騎士」はマキシミリアノ・コルベ神父が、日本の国民にキリストの福音と聖母マリアの愛を伝えるために創刊しました。その内容は、カトリックの教え入門、現代に生きるキリスト信者の横顔など、キリスト教を紹介する読み物になっています。信者の方はもちろん、キリスト教に興味、関心をお持ちの方にもお勧めいたします。 [ 2024年4月号 目次 ] ◆シスターのひとり言(岡 立子)◆母マリアの食卓、主イエスの食卓(加藤 智)◆マリアさま、あなたはどなたですか?(中野里晃祐)◆聖書100週間の魅力とは(井野文隆)◆カトリック青年が求める今後の教会の姿と発展(山田真人)◆アシジからの風(チャン・ヴァン・ホァイ)◆山谷のまちからこんにちは!(平 恵子)◆新生会HALC[ハルク]の丘から(原 慶子)◆ラルシュかなの家「日々の生活」(保田智美)◆小さな命を大切にす
小林 久三 明石掃部の謎―神出鬼没のキリシタン武将 日本人は基本的に敗者を愛する国民性を持っている。 果敢に戦い、夢破れて消えていった者への畏敬や同情が強く、歴史がそれを証明している。 古くは菅原道真や崇徳天皇、中世に入っては平将門に源義経、楠正成などが挙げられるだろう。 比較的新しいところになると、赤穂浪士に大塩平八郎、坂本竜馬や西郷隆盛などがいる。 特に楠正成や赤穂浪士のような、負けるとわかっていてなお戦った者への賛辞は尽きることがない。 日本史上、近代戦争を除いてもっとも絶望的な戦いをひとつ選べと言われたら、僕は大坂冬・夏の陣を挙げる。 秀吉なきあと関ヶ原の決戦をへて求心力を激減させた豊臣家が、間断を許さず老獪な戦略で体制を切り崩し、権力の階段を駆け上がった家康と戦端を開かざるをえなくなったのは、1615年のことだ。 決戦にいたるまで10数年をかけてじわじわと手足をもぎとられた大坂側
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く