内容紹介 知将「石田三成」は、豊臣政権の転覆を図る徳川家康に、敢然と立ち向かった「忠義」の臣として、多くの人に受け入れられている。しかし、三成の評価は、単なる「忠義」の臣でよいのか? 三成は秀吉のもと、戦国時代後の理想国家を夢みて、太閤検地や兵農分離などの政策を行っていた。それは、社会に浸透したさまざまな既得権を奪うもので、まさしく戦国の構造改革であった。三成は、この改革を断固実現した政治家としてこそ、正当に評価されるべきである。彼は「私恩」のために家康と戦ったのではない、家康と目指す国家が違うために立ち上がったのである。この本では、大谷吉継や直江兼続ら盟友との関係にも触れつつ、新出文書も踏まえながら新たな三成像を提示する野心作。 目次 はじめに 一 三成の誕生と出仕 石田三成の人物像/三成の出生地と祖先/三成と秀吉との出会い/父と兄─正継と正澄─ 二 秀吉の家臣として 賤ヶ岳合戦前後の三
アマテラスといえば皇祖神として天皇の権力を根拠づける記紀神話の主神とも言うべき神で、天の岩戸や天孫降臨などエピソードも多く特に知名度の高い存在だろう。同時に天皇制を象徴する神でもあり、政治的色彩がいまだに色濃いものと見られている。今回はちょうどアマテラス本がたまっていたのでそれぞれの本でのアマテラス像を紹介してみる。 アマテラスの誕生 (講談社学術文庫) 作者: 筑紫申真出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/05/10メディア: 文庫 クリック: 19回この商品を含むブログ (9件) を見る本書では冒頭、アマテラスが男の蛇の神だとする説の存在が紹介されている。ひとつは鎌倉時代のある僧の記録によるもので、もうひとつは著者自身が、アマテラスを祭る皇大神宮(伊勢神宮内宮)の別宮、伊雑宮の神官の家筋の者からじかに聞いた話だという。 アマテラスが蛇神であった、というこの神格の混乱を枕として、
『密やかな教育 ――〈やおい・ボーイズラブ〉前史』 石田美紀 [著] 発 行 洛北出版 仕 様 四六判・上製・366頁 2008年11月刊行 ISBN 9784903127088 定 価(本体価格 2,600円+税) 「やおい・ボーイズラブ」というジャンルも、その愛好者を指す「腐女子」という分類もなかった70年代…… 少女マンガと小説の場に出現した「女性がつくり楽しむ男性同士の性愛物語」は、旧い教養(三島由紀夫、ヘッセ、稲垣足穂、ヴィスコンティ…)をどん欲に取り入れ、エンターテインメント教養ともいうべき独自の体系へと成長していった。 本書は、この性愛表現が誕生し、80年代に充足してゆくまでの軌跡に光をあてる。 「女こども」とみなされていた女性の創作者たちは、なにを糧とし、いかなる葛藤に直面し、どのように次世代へとリレーしていったのだろうか。 インタビュー執筆者 竹宮惠子 (マンガ家、代表作
下で話題になっている http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080109/1199875970 http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080111/1200020891 http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080112/1200101006 http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080112/p1 “ポジティブ教”についてだけど、y_arim氏が唱える、 あのような文章はある程度以上に恵まれた層、自分はダメだなあもっと頑張ろうと思える余裕のある層のあいだで流通し消費されるアイテムに見える。 とは僕はまったく逆の意見で、基本的にはあの手の自己啓発に群がる人たちのメンタリティは、自分も努力次第で成功できるという甘い幻想だけ抱き、何もしない人たち特有のものだと思う。 手を変え品を
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