Re:Re:Re:Re:Re: 進捗いかがですか 割物出版 第二編集部 中園喜助様 いつもお世話になっております。 表題の件、大変お待たせし申し訳ありませんが、無事初稿が完成いたしましたので添付いたします。 ご確認よろしくお願いいたします。 豪徳寺招平 初稿3_修正.txt ◆ ◆ ◆ ◆ 『序章 青い海とゴムボート(仮)』 【グッと来る掴みの文!】 初めの一文ですっかり心を奪われた読者が見るものは一面の青い海であった。海と空、そして照りつける太陽の他に見えるものは何もなく、ただ静かに波だけがざわつく。 南国の、どことも知れぬ大海原の果ての——否、何かが波間に微かに揺れ動くのが見えはしないか。 それは一艘のゴムボート【ゴムボートって一艘二艘でいいのか調べる】であった。明るいオレンジ色のそれはあまりに小さく頼りなげではあったが、確かにそこにある。そして、やや、なんとその上には人影がふたつ、確