2011年に開庁した真庭市役所本庁舎は地元の木材をファサードに採用している。この記事の写真をすべて見る 真庭市役所では「バイオマスボイラ」を用いた空調も導入。奥で説明するのは市の担当者 市役所には電気自動車用の充電器も設置。電気の一部は庁舎内の太陽光パネルから供給している 発電設備を有する銘建工業と、説明を受けるツアー参加者 発電設備の中でも象徴的な、銘建工業社内にあるサイロ。かんなくずをここに貯蔵し、ボイラーに送る 発電設備のそばに設けられた制御室 太陽光や地熱などとともに、再生可能エネルギーを用いた発電方法として注目される「バイオマス発電」。バイオマスとは、家畜の排せつ物や生ごみ、木くずなど、動植物から排出される有機性資源のことだ。 火力発電など化石燃料系の発電と異なるのは、バイオマスを燃焼させても大気中の二酸化炭素(CO2)量に影響を与えないとされている点だ。その理由は、バイオ燃料の