2月29日、みずほ銀行のチーフマーケット・エコノミスト、唐鎌大輔氏は、英国の欧州連合(EU)離脱はメリットが目立つ一方で、デメリットが見えにくいため、残留派による離脱派の説得は難儀しそうだと指摘。提供写真(2016年 ロイター) [東京 29日] - 為替市場では、にわかに「Brexit(ブレグジット)」、すなわち英国の欧州連合(EU)離脱懸念の高まりを受け、英ポンドが急落している。「ブレグジットはEUの政治的求心力低下」との思惑からユーロを手放す動きも強まっており、英国発の政治問題が欧州通貨取引の一大テーマとして浮上してきた感がある。