JR東海は6日、リニア中央新幹線山梨工区で山梨県側から掘り進め静岡県内に達していた「高速長尺先進ボーリング」について、地質のもろい部分で穴が詰まり、中断したと発表した。今後、「先進坑」と呼ばれる幅約…
JR東海は6日、リニア中央新幹線山梨工区で山梨県側から掘り進め静岡県内に達していた「高速長尺先進ボーリング」について、地質のもろい部分で穴が詰まり、中断したと発表した。今後、「先進坑」と呼ばれる幅約…
地下40メートル以深を掘るリニア中央新幹線のトンネル掘削現場に近い東京都町田市の民家の庭から水と気泡がわき出てから、22日で1カ月たった。工事との因果関係はいまだ特定されず、地域には不安がくすぶる。住民らが問題視するのは、JR東海の気泡や水への対応自体にとどまらない。同社の情報公開のあり方のほか、地元自治体の姿勢も適切だろうか。(中川紘希)
地下40メートル以深の大深度地下を掘るリニア中央新幹線のトンネル掘削場所に近い東京都町田市の民家の庭で10月22日、地下から水と気泡がわき出たため、この工区のシールドマシン(掘削機)による工事を同日以降に中断していることが、JR東海への取材で分かった。同社が工事との因果関係を調べている。(梅野光春、中川紘希)
雨天にもかかわらず水がほとんど流れていない神社の沢川=北海道黒松内町大成で2024年8月20日午後1時54分、片野裕之撮影 新青森―新函館北斗が開業している北海道新幹線の札幌延伸工事を巡り、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が、川の水枯れなどが起きた地域で地下水のモニタリングをしていなかったことが判明した。環境影響評価(アセスメント)手続きで北海道が求めていたモニタリングの対象は機構側に委ねられていたが、対象外の地域では水枯れなどにより農家への被害が生じており、調査対象が不十分だった可能性がある。 水枯れが起きたのは黒松内町南部の「神社の沢川」。現在は直下を通る内浦トンネル(約15キロ)の掘削工事が行われている。鉄道・運輸機構は6月13日に川の水枯れを確認した。
北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪の延伸計画で、政府が進める「小浜・京都ルート」の建設費が、従来想定の約2倍の約3.9兆円に膨らむ見通しであることがわかった。建設資材が高騰し、難工事も予想されるから…
長野県大鹿村で行われているリニア新幹線のトンネル工事で、2022年4月以降、掘削に伴って出る水の量が増え、周辺の井戸の水位が低下していたことがわかりました。 調査はJR東海が2022年度に実施したもので、24日に県庁で開かれた環境影響評価の技術委員会で報告されました。 それによりますと、大鹿村では伊那山地(いなさんち)トンネルの工事に伴って出る1日当たりの湧水が、それまで500立方メートルだったものが、22年4月以降は、1,500~2,000立方メートルへと急激に増加。 工事現場近くの2か所の井戸の1つで2.6メートル、もう1つの井戸では5.2メートルそれぞれ水位が低下しました。 JR東海は工事によるものと認め、周辺への影響を継続的に確認するとしました。 委員からは、村内の別の現場でも湧水量が多いとする指摘や、雨の量との関係などより詳細なデータを求める意見が出されました。
リニア中央新幹線のトンネル工事をめぐり、残土置き場の土地を買収するとうその説明をして、静岡県の会社から3億円をだまし取ったとして、都内のコンサルティング会社の代表が警視庁に逮捕されました。 逮捕されたのは、東京・千代田区にあるコンサルティング会社の代表、大森創容疑者(40)です。 警視庁によりますと、大森容疑者は、静岡県浜松市の会社に対し、リニア中央新幹線のトンネル工事の残土置き場として岐阜県内の土地を買収するなどとうその説明をして融資を申し込み、2017年8月ごろ、現金3億円を自身が実質的に経営する会社の口座に振り込ませたとして詐欺の疑いがもたれています。 事業が順調に進んでいるように装うため、うその土地の売買契約書を作成したり、工事を担当する建設会社の社員を知人に演じさせたりして、「事業がうまくいけば110億円の利益が出る」などと持ちかけていたということです。 この融資を不審に思った浜
JR東海が御嵩町に建設を計画しているリニア中央新幹線の工事の残土処分場について、日本生態学会のメンバーが生態系を守るため建設予定地を見直すようJR東海と町に要望しました。 リニア中央新幹線の建設工事をめぐっては、JR東海が御嵩町にある工区のトンネル工事で発生する土の処分場を建設したいとして町と協議を進めています。 一方、候補地を取り囲むエリアは、ハナノキなどの希少な植物が群生していて、開発に配慮が求められる環境省の「重要湿地」であり、生態系への影響を懸念する声が上がっています。 こうした中、日本生態学会の自然保護専門委員会のメンバーが27日、岐阜県庁で会見し、計画では当初よりも処分場の規模が縮小されているものの未だ群生地の中央部が含まれているため希少種が絶滅するリスクは残ると指摘しました。 また、ハナノキなどをほかの場所に植え替えても周囲の環境が異なるため保護するのは難しいと説明しました。
半世紀以上にわたって続けられてきた新幹線に設置した公衆電話のサービスは、携帯電話の普及を理由に全国すべての新幹線でことし6月末までに順次、終了することになりました。 新幹線の公衆電話サービスを提供しているNTTコミュニケーションズによりますと、56年前の昭和40年、東海道新幹線に初めて公衆電話が設置されました。 トンネルの中でも通話でき、ビジネスや緊急時の連絡に利用され、現在も全国すべての新幹線に設置されています。 しかし、携帯電話の普及が進み、去年12月には、トンネルの中も含めて新幹線のすべての区間で携帯電話がつながるようになり、公衆電話の利用者は大幅に減少しているということです。 このため、新幹線を運行しているJR5社は、公衆電話のサービスをことし6月末までに順次、終了することになりました。 新幹線では、車内で表示している文字ニュースも、JR西日本を除いて順次、とりやめていて、携帯電話
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