Linuxにおいて、System.mapファイルとはカーネルが使用するシンボルテーブルである。 シンボルテーブルはメモリ上でシンボル名とアドレスの対応関係を示す。シンボル名は、値もしくは関数名である場合が多い。System.mapファイルは、シンボル名のアドレスまたはアドレスの示すシンボル名が必要とされるケースにおいて要求される。とりわけこれはカーネルパニックやLinux kernel oopsが発生した場合、そのデバッグの役に立つ。カーネルは、コンフィグレーション(Kconfig)にてCONFIG_KALLSYMSを有効化すると自身のアドレス-名前変換を行う。この処理にはksymoopsのようなツールは最早必要としない[1]。 次の項目はSystem.mapファイルの一部である。: c041bc90 b packet_sklist c041bc94 b packet_sklist_loc