ひさびさのアフリカ長期滞在に備えて導入したニコン「D4」。前回(山形豪・自然写真撮影紀:ニコン「D4」でアフリカの野生動物を撮る)は連写速度やフォーカストラッキングの性能などについて話したが、今回は南アフリカのフィールドで使ってみた感想を述べさせていただく。 連写速度や耐久性のほかにもD4の「売り」となっているのが、最高常用感度 ISO12800というすさまじいまでの感度の高さだ。ISO 12800では流石にディテールのロスは生じるし、シャドー部にカラーノイズや筋状ノイズが発生するため、どんな場面でも使えるというわけではないが、野生動物、とりわけ昼間あまり活動しない種を撮影する際には非常に有り難い。 例えば8月のカラハリ砂漠で、日の出30分前という非常に輝度の低い時間帯に、自分に向かって走ってくるヒョウの撮影に成功した。肉眼では暗過ぎてピントのヤマなどとても見えなかった。設定は、500ミリ
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