本作は、焼却を命じられたフィルムが流出されたという設定で、ドキュメンタリー映画調に構成されたフィクション(フェイク・ドキュメンタリー=モキュメンタリー)である。しかし、配給側は意図的にスナッフフィルムのように宣伝したため、実際に起こった事件だと誤解する観客が続出した[3]。 「本物の映像記録」という宣伝方法は、後に『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年)で再び注目された。 ドキュメンタリー制作のためにアマゾン川上流の“グリーン・インフェルノ”と呼ばれる密林地帯に向かった、フェイ・ダニエルズ、アラン・イエーツ、ジャック・アンダース、マーク・トマソの4人の探検隊が消息を絶った。捜査に向かったニューヨーク大学のハロルド・モンロー教授は、原住民の襲撃や残虐な儀式などを目の当たりにしながら、ヤマモモ族に接触、4人の白骨死体の周囲に遺されたフィルムを入手する。 そのフィルムには、密林の奥でヤマ