IGN JAPANが年間のベスト映画を決める年末恒例企画。今回も編集者とライターの投票をもとに、2024年に日本で公開された映画のなかからベスト作品を選出した。 今年はまず、惜しくもトップ10には入らなかったが強い印象を残した3作品を「次点」として紹介。その後、総合結果を第10位からランキング形式で発表する。なお、このランキングはIGN JAPANのチーム全体で導き出した結果であり、各作品のレビュースコアと一致するとは限らない。 IGN JAPANのベスト映画はどの作品になっただろうか。あなたのベスト映画はランクインしているだろうか? ぜひ予想しながら読んでいただきたい。 次点『オッペンハイマー』 © Universal Pictures. All Rights Reserved. 被爆国の国民として、原子爆弾ではなく、あえて原爆という表現を使わせていただく。J・ロバート・オッペンハイマー
1940年代ベルリンの実話をもとにした同作は、ユダヤ人の両親を持つ女性ステラ・ゴルトシュラークが主人公の物語。生き残るために同胞を裏切った彼女が、終戦後、ユダヤ人仲間から裁判にかけられる様子が描かれる。ベーアが被害者と加害者の両義的な顔を持つステラを演じ、ヤニス・ニーヴーナーもキャストに名を連ねる。 予告編の冒頭に収められたのは、ステラがたくさんのマスコミに囲まれながら裁判所へと向かうシーン。続いてナチスによるユダヤ人への圧力が高まる様子や、ゲシュタポに逮捕されたステラがアウシュヴィッツへの移送を逃れるため同胞であるユダヤ人を見つけ出す“密告者”の道を選ぶ姿が切り取られていく。 「ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女」は2025年2月7日より東京・新宿武蔵野館ほか全国でロードショー。監督・脚本は「ぼくは君たちを憎まないことにした」のキリアン・リートホーフが担った。
甫木元空(Bialystocks)が監督する「BAUS 映画から船出した映画館」が2025年3月21日より東京・テアトル新宿ほか全国で公開決定。染谷将太が主演し、峯田和伸(銀杏BOYZ)、夏帆が共演することがわかった。このたび特報とティザービジュアルも解禁された。 吉祥寺の文化的な拠点として親しまれつつも2014年に閉館した吉祥寺バウスシアター。本作は1925年に吉祥寺に初めてできた映画館「井の頭会館」まで歴史をさかのぼり、時代に翻弄されながらも劇場を守り続け、娯楽を届けた人々の長い道のりを描く。2022年3月に死去した青山真治の企画を、甫木元が引き継ぐ形で脚本・監督を担当。大友良英が音楽を手がけた。なお公開日は青山の命日となる。 染谷は青森県から上京し、成り行きで井の頭会館に勤めることになるサネオ役で主演。サネオの兄で活弁士のハジメに峯田、サネオの妻となるハマに夏帆が扮している。サネオは
「YOUNG&FINE」は海辺の町で暮らす高校生・灰野勝彦の約1年間を描く青春ストーリー。灰野は同級生の新井玲子と交際しているが、最後の一線は越えられないでいた。そんな中、学校に赴任してきた新米女性教師・伊沢学が、灰野の家に下宿しにやってくる。灰野は伊沢と飲み友達のような微妙な関係になりつつ、新井との一線を越えさせるべく努力し続けて……。 「YOUNG&FINE」の実写映画は、制作プロダクション・レオーネの設立20周年記念企画で制作されるもの。SF作家・半村良の短編小説「となりの宇宙人」も同時に実写映画化され、2本合わせて同時公開される。監督を務めるのは、山本が原作の実写映画「ビリーバーズ」をはじめレオーネで長年助監督として活動してきた小南敏哉。「ビリーバーズ」の監督・脚本を担当した城定秀夫が脚本を手がけ、新原泰佑、向里祐香、新帆ゆきが出演する。 「YOUNG&FINE」と「となりの宇宙人
B.B.キング生誕100周年を記念して日本公開される映画『ブルースの魂』。日本版予告編映像が公開されています。 1970年代初頭に撮影された本作は、B.B.キングをはじめとする伝説的なブルース・ミュージシャンたちによるパフォーマンスと共に、ハーレムに住む若いカップルの愛と苦闘が描かれています。完成から50年の時を経て2Kレストア版として2024年7月にアメリカで公開され、そしてついに日本での初の劇場公開が決定。12月28日(土)より新宿K’s cinema、UPLINK吉祥寺 他にて全国公開されます。 1970年代初頭、デルタ・ブルースへの関心が再燃していた。本作の監督である音楽ドキュメンタリー作家ロバート・マンス―リスは、本物のアメリカン・ブルースの名残をフィルムに収めようとミシシッピ・デルタを旅し、B.B.キングをはじめとする伝説的なミュージシャンたちの率直なインタビューや親密な演奏を
映画レビューサイト「filmarks」でもレビュー数が3〜4桁だけどきっと面白いホラー映画を5つご紹介させていただきます。 こんにちは。映画好きです。 夏といえばやっぱりホラー映画…。ですが「オススメホラー映画ランキング2024年決定版!」とか言いつつ「1位:リング!」「2位:呪怨!」とか今更言われてもしらけ〜になりがち。ということで、誰でも知ってるやつはいったんおいといて、映画レビューサイト「filmarks」でもレビュー数が3〜4桁だけどきっと面白いホラー映画を5つご紹介させていただきます。 ※いち個人の観測範囲でのオススメです。「あれがない、やり直し」って言われるのめっちゃ嫌いなんでやめてくださいね…。 ■ノセボ(2022 / アメリカ) 【あらすじ】 クリスティーンは順風満帆イケイケファッションデザイナーなのだが、とある電話を受けた刹那、ノミまみれのきたねー野犬の幻影を見る。月日は
2025年公開予定の最新映画から、注目作品を紹介。邦画・洋画の話題作を一挙にピックアップする。“話題作”となること必至のマーベル最新作やスケールの大きなハリウッド大作映画、映画ファン要チェックの必見映画、日本の人気アニメ、実写化映画など、最新情報を随時更新していく。 2025年公開予定の「注目映画」邦画・洋画の話題作をチェック2025年公開予定の注目映画アクション・SF・アドベンチャー映画ラブコメ映画恋愛映画・ラブストーリーコメディ・エンタメ・ファンタジー映画ヒューマンドラマミステリー・サスペンス映画アニメ映画ディズニー映画最新作マーベル映画最新作ホラー・スリラー映画2025年公開予定の注目映画
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)、ジェフ・ベック(Jeff Beck)、ジョン・レノン(John Lennon)、ザ・フー(The Who)、ザ・キンクス(The Kinks)をはじめ、60年代~70年代に数多くのレコーディングに参加したセッション・ピアニストのニッキー・ホプキンス(Nicky Hopkins)。ロック史における重要なセッション・ミュージシャンの一人であるホプキンスの物語を語る新しいドキュメンタリー映画『セッションマン:ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男(原題:The Session Man)』の特報映像が公開されています。 ■『セッションマン:ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男』 <劇場情報> 青森県:青森松竹アムゼ(近日公開) 富山県:ほとり座(近日公開) 栃木県:小山シネマロブレ(9月6日~)
2023年開催の第73回ベルリン国際映画祭でC.I.C.A.E Award、Label Europa Cinemasをダブル受賞し、本年度のアカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた5月17日(金)公開の映画『ありふれた教室』から日本版予告と本ビジュアル、場面写真が解禁された。 【写真を見る】教室で叫ぶ主人公の教師カーラ[c]if… Productions/ZDF/arte MMXXII [c]ifProductions_JudithKaufmann 本作は現代社会の縮図というべき“学校”を舞台に、ある新任女性教師の悪夢のような極限心理を、ドイツの新鋭監督イルケル・チャタクがあぶり出したサスペンス・スリラー。校内で発生した小さな事件をきっかけに事態が予想もつかない方向へと激しくうねり、わずか数日間で学校の秩序が崩壊してしまう様を活写する。第73回ベルリン国際映画祭パノラマ部門でワールドプ
監督は『ブラック・フォン』『ドクター・ストレンジ』のスコット・デリクソン。脚本はデリクソンと、前述の2作などで彼と組んできたC・ロバート・カーギルが手がける。キャストは未定。 1955年の映画は、名優チャールズ・ロートンが監督、ロバート・ミッチャム主演。福音伝道師を装って未亡人を狙うシリアルキラーが、大金を隠して死んだ死刑囚の未亡人と結婚し、その幼い兄妹から金のありかを聞き出そうとするというストーリー。 デリクソン監督によれば、映画の原作となったディヴィス・グラッブの1953年刊行の同名小説は、1955年版映画よりもかなりダークで、1950年代には映画化が不可能だったと思われるが、70年経った今なら映画化できるのでとても興奮しているとのこと。製作はユニバーサル・ピクチャーズ他。
ストーリーとある自殺した若い妊婦。彼女は天才外科医によって胎児の脳と入れ替えられることによってベラとして蘇る。「身体は大人、頭脳は子ども」となったベラは無垢な視点で詐欺師のような男と世界を巡る旅に出る。その目に映る世界とは、人間とは感情とは、そして自分とはを問い、少しずつ成長していくベラの姿を描く奇妙なヒューマンドラマ。 見どころ無垢が故に人を振り回し、人に翻弄されるベラを演じる主演のエマ・ストーンの熱演と監督のヨルゴス・ランティモスが描く何とも不可思議な世界に魅了されます。斜めからのアングルや魚眼レンズのような画角など映像としてのおもしろさもあります。 また、美術や造形、美しくも不穏な音楽など、『カリガリ博士』といったドイツ表現主義に影響を受けたようなレトロながら印象に残る演出も今作のポイントといえるでしょう。 ベネチア国際映画祭やゴールデングローブ賞での受賞のほか、アカデミー賞でも作品
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