ロボット学者、植物に学ぶ―自然に秘められた未来のテクノロジー 作者:バルバラ・マッツォライ白揚社Amazon通常、ロボットといえば鋭角や四角でゴテゴテしているイメージで、それとは正反対の植物とは結びつかない。しかし、ロボット研究・開発は昆虫や動物からそもそもその着想の多くを得てきたし、今は(3Dプリンタなどの)技術が追いついてきたことによって、植物さえもロボットの着想元として採用されるようになってきている。 というわけで本書『ロボット学者、植物に学ぶ』は、植物の根に着想を得た世界初のロボット〈プラントイド〉を開発し、今も新しい植物×ロボットの開発・研究を行っている植物ロボットの第一人者バルバラ・マッツォライによる初の一般向けノンフィクションである。本書では、彼女が作ったロボットだけではなく、生物に着想を得たロボット──広義のバイオロボティクス分野全般について、魅力的に紹介していく。 正直、