防衛ジャーナリストを名乗るオバサンたちは自衛隊ヨイショで終わる。広報あたりで聞いたことをそのまま鵜呑みにして記事にする。そこに批判的視点はない。 例えばこの梨恵華さん、肩書「『自衛官守る会』顧問」の記事、「自衛隊員の数がどんどん減っている! これではもう日本を守り切れない」『月刊SPA』[ウェブ](2017.07.08 ) はそれに満ち溢れている。「私の愛する自衛隊」あるい「メシのタネの自衛隊」への思い入れからは「自衛隊はカワイソー」しかいわない上、その例示のほとんどは不適切だからだ。まず、広報あたりの鵜呑みだ。 ■ 自衛隊候補生は最初の3ヶ月だけ その不適切の例としては給与例として自衛隊候補生を持ち出したことだ。「自衛隊の給料は安い」と主張するための根拠としている。 自衛官候補生の初任給は13万8000円です。自衛官が残業手当や休日手当がないという意味は大きいのです。実質、基本給では自衛