米アップルの「AirTag(エアタグ)」を不正に改造して商標権を侵害したなどとして、千葉県警サイバー犯罪対策課は30日、会社員由元慎二容疑者(41)=横浜市鶴見区=を商標法違反(侵害とみなす行為)の疑いで逮捕し、発表した。「小遣いかせぎのためだった」などと容疑を認めているという。 エアタグは2021年に発売された忘れ物防止のための機器。500円玉ほどの大きさで、鍵や財布、かばんに付けて、iPhone(アイフォーン)などでその位置を確認し、音を鳴らすこともできる。 同課によると、由元容疑者は4月21日から7月中旬、音が鳴らないように不正改造したエアタグ計5個をオークションサイトで計3万1600円で販売した疑いなどがある。 同課は由元容疑者が3月以降、約60個を計約33万円で販売したとみている。エアタグの不正使用を防ぐための音も鳴らなくなるため、今回の改造品を元交際相手の車に無断で取り付けたり