−−というお題で書いてみた↓ http://d.hatena.ne.jp/ending/20091219#p1 東浩紀氏の『クォンタム・ファミリーズ』の書評を、25日発売の「波」(2010年1月号)に寄稿しました。量子コンピュータや並行世界の出てくるガチガチのSFですが、ロス・マクドナルドや横溝正史、最近の作品だと三津田信三氏の刀城言哉シリーズみたいな、入り組んだ家系ものの要素があって、SF的なガジェットにアレルギーさえなければ、本格ミステリ読者にも面白く読めると思います。 「波」の書評も、入り組んだ「家系」の扱いに注目したものです。「400字4枚で」という注文に、さすがにそれでは足りませんと言って、倍の8枚に増やしてもらったのですが、やはり説明不足の感は否めない。あちこち削ったせいで、実はかなり苦しいところもあります。まだ発売前の雑誌なので多くは書けませんが、ちょっとだけ予防線を。 文中