安直に 「最高」 なんて言葉は使いたくないが、しかし乗り心地もまた 「最高」 である。猫のような脚の動きで路面の凹凸をいなすのに、路面の状態がどんなか、粒の大きいアスファルトか目の細かいコンクリートか、スリッピーなタイルの上か砂利が浮いているから滑りやすいのか、そこはドライかセミウェットかフルウェットか、そういった情報が細かに伝わってくる。あえてかつてのライトスピードに対して使われた表現を持ち出せば、「まるで魔法の絨毯のよう」 である。 なぜこれほどまでに乗りやすく、操るのが愉しいのだろうか。素人の妄想にすぎないが、このリンスキーの場合、理由はスタンダードな丸パイプではないかと思う。変形する方向を限定しようとした異型加工パイプとは違って、真円に近い丸パイプなら (単体として考えればだが) どの方向にも同じように自然にたわむ。そのほうが動物としての人間の感覚にマッチするのではないだろうか (
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