兵庫県警が今年1月、インターネットの会員制交流サイト「アメーバピグ」をめぐる不正アクセス禁止法違反容疑で中学生らを捜査した際、誤って大分県に住む無関係の男性会社員(45)宅を家宅捜索していたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査に協力したプロバイダー(接続業者)の情報が間違っていたのが原因で、県警は会社員のほか、家族の女子高生(16)らを事情聴取。捜索の5日後に誤認捜査だったことに気付き、会社員らに謝罪した。 捜査関係者によると、神戸市北区の中学1年の男子生徒が昨年4~5月、アメーバピグ内で面識のない利用者にパスワードを教えたところ、変更されサイトにログインできなくなったと県警有馬署に届けた。 県警はプロバイダーに照会。神奈川県や大分県の男子中学生4人と男性会社員の自宅からアクセスがあったとの回答を得て、1月に容疑者不詳で5人の自宅を捜索した。 会社員宅には女子高生のほ