「世界の石油産出量、2020年にピークに」--IEAチーフ・エコノミストが警鐘 2009年8月 4日 (これまでの マイケル・カネロスの「海外グリーンテック事情」はこちら) 世界の石油生産量が頂点に達し、そして緩やかな、かつ避けられない減少に転じる時点を「ピークオイル」と呼ぶが、これがいつ来るか/来たかについては専門家の間でも意見が分かれている。「すでに達した可能性がある」とするアナリストもいれば、「何十年も先のこと」という者もおり、世界の主要な国々のエネルギー関連省庁の多くは後者の意見に同調している。 ところが、国際エネルギー機関(International Energy Agency:IEA)のチーフ・エコノミストを務めるフェイス・ビロル(Fatih Birol)氏によると、世界の石油生産量は2020年にピークを迎えるという。これは多くの政府が予想している時期より約10年も早い。 英国