マガジン「つんく♂の超プロデューサー視点!」のご愛読、ありがとうございます。自身のバンド・シャ乱Qのセルフプロデュースをしていくうちに実感したという、ある「落とし穴」について振り返ります。 <文 つんく♂ / 編集 小沢あや(ピース) / イラスト みずしな孝之> 僕は音楽プロデューサーとして、曲を作り、歌詞を書き、楽器を使ったレコーディングもします。 時には、ミックスダウンをするためにスタジオのコンソールを自分で操って曲を仕上げたりもしました。さらには振り付けのアイデアを出したり、衣装の方向性なんかも決めます。 シャ乱Qが売れてからは、バンドのプロデューサー名が「シャ乱Q」自身となりました。 デビュー後、売れる前まではサウンドプロデューサーやレコード会社だったり事務所の担当マネージャーが「こういうの面白いだろ?」「こんなのやってみない?」と提案していたのに、いつからかアイデアを出すのも、